宮城県作業療法士会

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県士会ニュース vol.169.2024.4.6

2024.04.06
県士会ニュース
  • 「通いの場に参画している人の話を聞いてみよう!」R5年度通いの場参画者間の情報交換会 開催報告

宮城県作業療法士会 渉外部総合事業班 佐藤里美

 R6年3月6日、宮城県作業療法士会 渉外部 総合事業班主催にて、「R5年度 通いの場に参画した作業療法士間での情報交換会」を開催いたしました。また、参画経験がない会員が通いの場の雰囲気や作業療法士が地域でどのような取り組みをしているのか、実際に聞いて知っていただける機会として、「通いの場に参画している人の話を聞いてみよう!」という一般聴講枠を設けて開催いたしました。今回は、開催当日の内容や雰囲気、通いの場についてのご紹介をさせていただきます。

 そもそも「通いの場」とは?
 通いの場は、高齢者をはじめとした地域住民が主体となり、気軽に集い、一緒に内容を企画し、さまざまな人との交流を通じ、生きがいづくりや仲間の輪を広げる場所です。最近では、介護予防やフレイル予防を目的とした活動を取り入れる団体も多く、その一環として、リハビリテーション専門職や健康運動指導士などの派遣事業を活用し、各団体の機能を強化する取り組みが増えています。宮城県では、主に宮城県リハビリテーション専門職協会を経由して当士会に派遣依頼が来ており、現在、仙台市、多賀城市、松島町からの依頼を毎年いただいております。派遣依頼数は年々増加傾向にあり、令和5年度の派遣者数は16名となっております。

多賀城市の通いの場の様子

情報交換会の様子
 情報交換会当日は、今年度通いの場へ参画されたOT12名(写真メンバー)、参画者の話を聞きに来てくださったOT2名の計14名で開催いたしました。参画者の中には、情報交換会開催後に参画予定の方、残念ながら先方の都合により参画が叶わなかった方もいらっしゃり、今後の参画に向けてイメージをつけて頂く機会にもなりました。

 内容としては、松島町、多賀城市、仙台市のエリア毎のこれまでの簡単な経過や傾向の確認、各団体からの依頼内容、事前の準備や先方とのやりとり、実際に参画して行った内容などを一人一人から共有していただきました。「運動方法を教えてほしい」という依頼が多いこの事業の中で、作業療法士の視点から暮らしをより良くする視点を伝える工夫を、みなさん普段の臨床での経験等も活かして発揮されていることがわかり、非常に有益な情報交換の場となりました。
通いの場へ実際に参画してみてよかったこと・得られたこと、難しいと感じたことについては以下のようなコメントが聞かれました。
◆「参画してみてよかったこと・得られたこと」
・地域が求めていることを理解、実感する機会となった
・インフォーマルな資源を知ることができ、退院後に紹介する資源としての引き出しが増えた
・臨床と生活の結びつきについて考える機会になった
・資料作成が大変だったが、知識の幅を広げられた
・退院先のイメージがつきやすくなり、本務に活用できると感じた
・一対多の集団の動き方の視点が広がった
・地域特性を理解することができた
◆「難しかったこと」
・通いの場を運営している代表者と包括、OTとの意向のすり合わせに難しさを感じた
・参加者についての情報が、事前情報と実際との相違があり、臨機応変な対応を要した
・参画時に提供した内容がどうだったか、その後生かされているのか、開催後の様子、フィードバックを得る機会がないので、自分が行った内容の判断が難しいと感じた
・講義内容の伝え方に難しさを感じた
・人前で話すのが苦手なので緊張した
・資料作りがやや大変だった


今後の展望
 渉外部では、士会員の皆様に通いの場への興味関心を持っていただける機会や、初めてでも安心して参画できる様にサポート体制の構築、参画後の情報交換機会等にも力を入れております。
具体的には以下のような取り組みを行っております。
① 新規参画者向けの事前オリエンテーションの開催(部局連携室・教育部・渉外部共催)
② 若手OTへの通いの場同行サポート
③ 通いの場支援見学機会設定
④ 通いの場へ参画者間の情報交換会(本会)
 今回の情報交換会でも、「是非、職場の後輩を見学に同行させてほしい」「資料作成の参考になるようなフォーマットがあると助かる」といったご意見もいただきましたので、引き続き皆様で有益な情報を共有できるような仕組みづくりを行って参ります。

※渉外部では、毎年年初に『地域支援事業参画希望アンケート』を実施しております。こちらにご入力の方から優先的に参画のお声がけをさせていただいております。次年度も準備が整い次第、公式LINEやメールにてアンケート入力のご案内をいたしますので、ご興味ある方は是非、アンケートへのご入力をよろしくお願いいたします!

県士会ニュース vol.168.2024.3.10

2024.03.10
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事業部 高橋麻理

 宮城県作業療法士会の事業部で、よへえぬまプレーパークを行っています。そのご紹介をさせていただきます。

1.プレーパークを始めた経緯(課題)

 これまで、室内を中心に、医療や福祉、教育分野での作業療法を行ってきましたが、コロナ禍となり、自然豊かな屋外にて子どもが遊べる環境をつくっていく必要性を強く感じ、行う中で、その重要性を実感しました。子ども達は自然の恵みに魅了され、アイディアを無限に浮かべて遊び込みます.閃きも、考える力も、行う力も、コミュニケーションの力も、ドキドキ・ワクワク・ドッキリ‥心の動きも、子ども達は遊ぶことで自然と自分自身をしなやかに成長させていきます。今の子ども達は、“させられる”ではなく、ゲーム等に“遊ばれる”でも無く、どれだけ遊べる機会を持てているでしょうか。また、様々な人と出会い、関わることで、子ども達は様々な気づきを得、コミュニケーションをとる力を学んでいきますが、見知らぬ人と関わることの難しい時代です。遊ぶことを周囲の環境に制限され、また、繋がりが希薄となった社会で家族の大変さが増した結果、保育園や学校、学童保育等で、多くの子ども達の心や体へ影響が出ていることを感じてきました。また、生きにくさを感じる大人達にも出会ってきました。その他、障害や個性のある子どもへのいじめや、障害を持つ子どもや兄弟を公園等へ連れて行く難しさ、学校へ行くことが辛い子ども達に合う生活の場の不足と家族の悩み、コロナ禍固く外出を自粛する家庭等の課題を感じていました。これ等の解決に向けて最適と感じたのがプレーパーク(冒険遊び場)でした.

 同じ思いの家族と共にR3年10月から宮城野区の与兵衛沼公園でプレーパークを始めました。初めは月に1回、日曜日の開催でしたが、R4年9月から水曜日も増やし、月に2回で開催し始めました。そして、R5年4月から日曜日のみ、宮城県作業療法士会の事業部主催で開催させていただいております。

2.プレーパーク(冒険遊び場)とは?

プレーパークにはプレーリーダーがおり,多面的な視点から環境を設定し,基本的には「子どもの興味を引き出し,活き活き遊べる環境づくり」を行うと共に,地域の人と人を繋ぎます.プレーリーダーは子ども・大人全ての人の気持ち・個性を大切に,適度な距離感で関わります.「やりたいことを自由にやっていいよ」と声を掛け,とても危険な時以外は禁止せず,あまり指示をしません.子ども達はリスクへ挑戦して自分自身を成長させていきます。なるべく怪我をしないように関わりますが、子ども達の「やりたい!」という遊び心を奪わないようにしています。その関わりが公園を訪れた保護者や地域の大人へ伝わり,また他の人へと伝染していきます。プレーパークは誰でも参加でき、障害を持つ子どもも,海外ルーツの子どもも,学校が合わない子どもも、赤ちゃんも,おじいちゃん・おばあちゃんも、散歩に来る動物も…様々な方が程良い距離間で関わり、自然と一緒に楽しく遊ぶ姿をよく目にします。一人一人が好きなこと、得意なことを行ったり、ただ居るだけでも、いつの間にか誰かの興味をそそったり、誰かを喜ばせたり、お互いが嬉しい気持ちとなって、煌めきが生まれていきます。

3.今後の展望

プレーパークでは、インクルーシブな場を目指していますが、障害を持つ方や生きにくさを抱える方は障害の施設・学校以外の所へ踏み出しにくい現状があります。OTは普段からそのような方々と関わりを多く持っているため、橋渡しをしやすいように思います。多くの作業療法士がニーズのある方に参加を呼びかけることで、より多くの方の生活に煌めきが生まれていけば…と願っています。また、学生さんや様々な大人の方にもご参加いただき、各々の生活(家庭、医療・福祉・教育施設等)へ、一人一人の思いを大切にすることや、遊び心(作業)等を持ち帰ってもらい、そのような社会が広がれば‥と思っています。

このような思いで、自分自身が楽しみながら、プレーパークを行っています。

情報は、宮城県作業療法士会のInstagram【miyagiot】に掲載していますので、ぜひご覧ください。 皆さんのお越しをお待ちしています!

県士会ニュース vol.167.2024.1.31

2024.01.31
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【2024年 新年のご挨拶】

一般社団法人宮城県作業療法士会 会長 大内義隆

 謹んで新年の挨拶を申し上げるとともに、令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 元旦に石川県能登半島で大きな地震が発生し、広範囲で甚大な被害が発生しております。宮城県作業療法士会としても、1/2の夜に緊急の常任理事会を開催し、対応などについて検討を行いました。

 今後は、日本作業療法士協会やJRATと適時連携しながら、また東日本大震災を経験した士会として、復旧期や復興期などでの支援に向けて対応していきたいと考えております。

 また士会内の活動においては、引き続き「県民の保健・医療・福祉の充実及び向上に寄与する」ために

①会員の方にとって参加しやすい・参加したくなる研修体系の見直しの推進

②作業療法士の地位の向上および社会貢献の推進に向けた関連団体との連携した活動

③士会活動の発展かつ持続可能なものにしていくための組織力強化

に取り組んでいきます。

 今年も会員の皆様と共に、地域社会に貢献していけるよう、充実した一年にしていきたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

県士会ニュース vol.166.2023.11.11

2023.11.11
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太白区民祭りに参加しました!

宮城県作業療法士会 広報部

 令和5年11月5日あすと長町「森の広場公園」とその周辺を会場に「太白区民祭り」が開催され、今年もPR活動コーナーに宮城県作業療法士会が参加しました。本年度もたくさんの学生ボランティアにご協力いただき、子どもから大人まで幅広い方々に作業療法を知り、楽しんでいただける機会となりました。

 今回の企画は、作業療法についてのパネル展示、3Dプリンターや便利グッズの体験コーナーに加え、与兵衛沼にて定期的に開催されているプレーパークのミニ体験コーナーなどなど老若男女問わず、多くの方に楽しんでいただける企画が満載でした!

作成中の3Dプリンターと完成品
プレーパーク体験コーナーで楽しむ子ども達

 3Dプリンター・便利グッズコーナーでは、その場で設計したものを3Dプリンターで作成できるコーナーもあり、興味津々にみている方や実際に作成されたものや既存の便利グッズ体験している方が多くいらっしゃいました。

 プレーパーク体験コーナーでは、自然に落ちている木の実や葉っぱと楽器を組み合わせて遊ぶものや黒板などに自由に絵を描くものなど、普段は公園でのびのび遊べる場になっているプレーパークさながらに夢中になって遊んでいる子どもたちが多くいて、それをみている周りの大人も笑顔になれる幸せな場ができていました。

 開始当初はあいにくの天候でしたが徐々に回復し、活気を帯びた中で終了まで多くの方々に楽しんでいただけました。

 よへえぬまプレーパークは毎月第2水曜日と第4日曜日に開催されています。Instagramに開催日の詳細やこれまでの楽しく遊びに真剣な子ども達の様子もみられますので、ぜひご覧下さい!

県士会ニュース vol.165.2023.09.22

2023.09.22
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第33回東北作業療法学会 報告

第33回東北作業療法学会を終えて

学会長 大黒一司

 第33回東北作業療法学会は4年ぶりの現地開催(6月25日)と、オンデマンド配信(7月1日~7月31日)のすべてを無事に終了することができました。参加者は現地とオンライン合わせて523名(宮城県士会員146名、学生62名)で、現地が299名、オンラインが224名でした。一般演題は65演題(宮城県士会員13演題)の発表が行われました。多くの方々に熱心に参加していただき、有益な議論や交流が行われる貴重な場となりました。

 4年ぶりの現地開催は参加者の皆さまの関心と熱意により、学会の会場らしい雰囲気が戻ったように感じました。また、オンデマンド配信を取り入れることで、より多くの方々に参加していただく機会を提供することができたのではないかた思っております。都合により現地で参加できなかった方や予定が合わなかった方々にもアクセスできる環境を整えることで、より幅の広い交流が行われたことを喜ばしく思っております。

 東北大学大学院工学研究科の平田泰久教授の特別講演は、「適応自在なロボットが拓く未来の作業療法の可能性」と題して、作業療法の未来に影響を与える刺激的な内容でした。6つのシンポジウムでは、今学会のテーマである「作業療法の過去・現在・未来」についてとても有意義な議論をしていただきました。また、当事者の皆さまからの作業療法、作業療法士に対するメッセージは、作業療法を必要とする人々に作業療法について一層理解していただくための貴重な言葉となりました。教育講演の講師の方々には、最近の作業療法の知見や技術を明日からの臨床に役立てられるように、限られた時間において丁寧にわかりやすく紹介していただきました。一般演題発表では、臨床に活用できる研究や日頃の臨床の成果としての事例報告など多くの新たな知見を報告していただきました。

 東北作業療法学会としては初のハイブリット開催でしたが、開催の準備と運営において、大変な労力と時間を割いていただきました49名の実行委員の皆さまには、大変お世話になりました。また関係者の皆さま、ご後援いただきました諸団体の皆さまには深く御礼申し上げます。お陰様で多くの参加者が貴重な情報と交流の機会を得ることができたと感じております。

 今学会の貴重な経験が次へと引き継がれ、東北から発信される作業療法が一層の発展と進化を遂げることを、皆さまと共に歩んでいけることを心から楽しみにしています。

 改めて、宮城県士会の皆さま、東北各県士会の皆さまに心から感謝を申し上げます。

第33回東北作業療法学会を振り返って

学校法人菅原学園 仙台保健福祉専門学校

作業療法科 専任教員

小幡 紘輝

 過日、第33回東北作業療法学会にて「ロービジョンリハビリテーションと作業療法」というテーマで教育講演の講師を務めさせていただきました。コロナ禍という状況の中、ハイブリット形式での学会開催は、新しい可能性を見出すことができ、とても有意義なものになりました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。また多大なるご支援を賜りました関係各位に、この場を借りて重ねて御礼申し上げます。

 これまで私はロービジョンリハビリテーションをテーマとして研究に取り組んで参りました。カナダやアメリカでは、作業療法士などの視覚専門職以外の職種で地域に在住するロービジョン者と関わる可能性を持つ者が、見え方の問題に起因する行動特性からロービジョン者をスクリーニングし、リハビリテーション介入や眼科介入につなげるというロービジョンリハビリテーションケアモデルが実施されています。このモデルは、日本での実践においても有用である可能性があります。ロービジョンという概念や、ロービジョン者に対するケアや社会資源についての一般的認識が不十分である現状にあるため、ロービジョンの概要やロービジョンリハビリテーションの視点を啓蒙していきたいと考えています。

 今回の教育講演を通して、ロービジョンについて少しでも興味を持っていただいたり、臨床でのリハビリテーション実践において一助となれば幸いです。

県士会ニュース vol.164-3 2023.8.28

2023.08.28
県士会ニュース

理事就任挨拶

●理事 櫻井直人

 本年度企画調整部の理事、広報部の副理事を拝命致しました仙台リハビリテーション専門学校の櫻井直人と申します。以前は神奈川県の鶴巻温泉病院という所に勤めており、神奈川県士会に所属しておりました。

 企画調整部は様々な新規事業を立ち上げ、それを他の部署と連動し企画の計画、実行から定着までを目指す部署になっております。今年度は「作業療法士のなり手、担い手」を増やす企画を広報部と主に取り組んでいきたいと考えております。コロナ禍前は中学生を対象とした試みにチャレンジして参りましたが、今年度から進路選択を目前にした高校生を対象とした施設・病院見学等の機会の提供などを企画→実行→定着を目指して参りたいと思います。会員の皆様には今後ご協力の依頼等をさせて頂く事があるかと思います。その際は是非一緒に活動をして頂ければと考えております。

 尚、私は3士会が協働しております宮城県リハビリテーション専門職協会の事務局も担当しております。主に各市町村で行われております地域支援事業等にも関わっております。これに関しましてもご協力を頂きたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

●理事 鈴木美帆

 会員の皆様、こんにちは。今年度より理事の役割を務めることになりました鈴木美帆と申します。

 庶務部、福利部、訪問とリハビリテーション推進委員会を担当させていただきます。

 これまでコロナ禍の影響を受けた県士会活動ですが、これからはオンラインにとどまらず対面での活動機会も増えていくことと思います。会員の皆様には学びや交流の機会を通して素敵な作業療法(士)と出会い、現場での苦労や日頃の想いなどを分かち合いながら、皆様の「作業療法」を創り上げていただきたいと思います。そのための土台作りに精進します。どうぞよろしくお願いいたします。

●理事 西島里咲

 この度、宮城県作業療法士会の理事を拝命いたしました、栗原市立若柳病院に勤務しております、西島里咲と申します。理事という責任のある立場となり、身が引き締まる思いです。

  OTとなり20年余り、そのうちほとんどを宮城県作業療法士会にお世話になっております。事務局庶務部会議運営班、企画管理局企画調整班、運転と作業療法委員会にて活動をさせていただきました。また、外部専門家活用事業による支援学校訪問では発達障害分野の研修会等でたくさんのOTの先生方と交流させていただきました。

 理事という仕事は今までの臨床とも組織の管理とも地域支援とも違う、私にとって新たな役割と思っています。それでも、OTとして経験したことを活かし、宮城県全体はもちろん、特に所属先の県北地域の特性に合わせて、士会活動を支えることができるようになりたいと思います。

 まずはオンライン主流となった活動に早く慣れることができるようにという段階です。先輩理事の皆様、部・委員会に所属する委員の皆様に教えていただきながら、理事という仕事をさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

●理事 藤井貴

 引き続き理事を務めさせていただきます東北保健医療専門学校の藤井と申します。

  昨年度同様、学術部を担当させていただきつつ、新たに庶務部の運営にも携わることと相成りました。 立候補理由でも述べましたが、「研究等助成事業」の広報活動、興味や関心が持てる県学会運営、「研究活動支援・推進係を組織し、各事業の研究支援の要請に応じる」体系づくりに取り組んで参ります。

 微力ではございますが、更なる県士会の発展のために全力を尽く所存です。今後ともよろしくお願い申し上げます。

●理事 村上友香

 この度、理事に就任いたしました村上友香と申します。

  私は、医療機関において急性期、回復期と経験し、現在は介護老人保健施設リンデンバウムの杜に勤務しております。職場のOTは私1人ですが、毎日飛び回って仕事をしています。

 気仙沼在住ではありますが、リモートでも積極的に県士会活動に参加できる環境ができてきました。 「県内どこにいても学べる、参加できる、相談できる」そのような県士会を目標に遠方ながらも貢献できればと考えております。

皆様、よろしくお願いいたします。

県士会ニュース vol.164-2 2023.8.28

2023.08.28
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理事就任挨拶

●理事 相澤祐一

 この度、三期目の理事を拝命しました、相澤祐一と申します。広報担当としても三期目の担当となります。どうぞよろしくお願い致します。
 これまでの、取り組みとしては、1期目は、理事に就任し広報担当となりました。しかし、その当時は広報部の仕事内容を把握していくので精いっぱいの状況でした。また、広報部内の入れ替わりもあり、活動を維持していくだけで、余裕のない状況でした。
 前期の2期目は部長も兼任する事となり、広報活動の一つとして公式LINEを作成致しました。この公式LINEは主に研修会案内に使用しており友だち登録を研修会案内や県士会の重要な連絡事項が配信されます。ぜひ登録をお願い致します。また、昨年度になりますが、後半は各部の協力を得てホームページをリニューアルする事ができました。ホームページはその時々のトレンドがありますので、いいタイミングで新ホームページに移行でき良かったと考えています。見た目にもすっきりし見やすくなったと思います。皆様、新しくなったホームページをどうぞよろしくお願い致します。
 さて、3期目となった今年は、ホームページの充実、これまでずっと継続してきた県士会ニュース発行、他部門との連携を進めていきたいと思います。広報部長も今年度より新部長の吉田部長となりました。今後も各理事、各部門、また県士会員の力をお借りして広報部門を充実させたいと思っております。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。

●理事 荒井隆徳

 この度、宮城県作業療法士会(以下、県士会)の理事に就任致しました、仙台リハビリテーション病院の荒井隆徳です。県士会では長年、教育部中心に活動を行って参りました。これからは主に教育部と企画調整部を担当しながら、理事として県士会活動に従事いたします。

 コロナ禍により、リハビリテーション職に関連する研修会・講習会においても、以前はその多くが対面で行われておりましたが、オンラインでの実施が加速し、これからはよりハイブリット化していくことが想定されます。このような時代背景の中でも、実施方法や開催時間など研修会開催方法を検討しながら、県士会においても所属会員の学びをサポート出来るよう尽力して参ります。所属会員の皆様、担当部署の皆様、どうぞよろしくお願い致します。 

●理事 浮田徳樹

 この度、宮城県作業療法士会理事を拝命しました、東北福祉大学の浮田徳樹と申します。学術部及び福祉用具・環境調整委員会を主に担当させていただくこととなりました。学術教育局学術部では、県学会をはじめ会員の皆様が学術的研鑽を積むための土台を、間口を広げながら検討していきたいと考えております。また、特設委員会に分類される福祉用具・環境調整委員会の活動は、厚生労働省通知等からも作業療法士は福祉用具の包括的な評価・介入が専門職として期待されていることが明記されており、注力すべき領域のひとつだと感じております。まだまだ不慣れな面も多いですが、会員の皆様が作業療法士としての専門性をより発揮できるような支援を、士会活動を通して企画・運営していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

●理事 大塚英樹

 この度、宮城県作業療法士会の理事を拝命することになりました、公立黒川病院で作業療法士をしております大塚と申します。理事は今回で4期目となります。
 会員の皆様は「県士会の仕事」について、どのように思っておりますでしょうか?
・自分にはあまり縁がなさそう
・本務や家庭、プライベートを削ることはちょっと…
・県士会が何をやっているかわからないから、聞かれてもちょっと…
 周りで意見を伺うと、「大変で、面倒な作業」という答えが多く聞かれます。私も最初はそうでしたので、皆様がそう思うのも当然かと思います。諸先輩方の背中を追い、少しずつ、小さな役割を担う機会が増え、仲間が増え、喜びや楽しみ(時には面倒な作業もございましたが…)を得続け、今に至ります。私が理事として心掛けているのは、私自身がそうだったように、県士会がおこなっているたくさんの作業を皆様に興味を持ってもらえるように紹介し、一緒にやりませんか?と提案し、ともに喜びを分かち合い、県士会に入って、関わってよかったと思ってもらえる会員を一人でも増やしていきたい、ということです。少しでも興味がある作業を見つけた際は、ぜひ、ご一緒しましょう♪

●理事 熊谷篤史

 今年度より理事に就任しました公益財団法人宮城厚生協会古川民主病院所属の熊谷篤史です。2019年より県士会活動に参加し、主に生活行為向上マネジメント(以下M T D L P)の推進、普及を主とする活動を行っており、2022年度からは財務部の部長として活動しています。今回理事になったことで、県士会活動をより大きい視野でみていくことを心掛けながら、県の会員の方や県士会活動に協力していただいている方が活動を円滑に行えるよう努めていきたいと考えています。
 私自身まだまだ至らぬ点が多く、周囲の方々に支えてもらいながらではありますが、県士会活動が円滑に進み、県士会会員の皆様がより良い活動が行えるよう尽力していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

県士会ニュース vol.164-1 2023.8.28

2023.08.28
県士会ニュース

〜県士会員と伴に〜

常任理事 大黒一司

 理事としての2年間、会長をはじめとする15名の理事の力を結集し、県士会員の皆さんと伴に県士会運営に携わる所存であります。2019年度~2022年度(2期4年)において、宮城県作業療法士会の代表理事(会長)を務めさせていただきました。代議員制導入、ICTによる県士会活動の推進、臨床実習指導者講習会の開催、宮城県リハビリテーション専門職協会との連携などを含め、コロナ禍においても可能な範囲で、県士会員のご理解とご協力により県士会活動を進めて参りました。今後は、2023年度~2025年度の県士会重点活動項目(総会議案書承認)の遂行に向けて、県士会員の皆さまと伴に理事の一人として活動を推進していきます。
 県士会活動が進展そして一層の発展を遂げるために、会員の皆さま一人ひとりの可能な範囲での協力をお願いいたします。県士会員の皆さんの声に耳を傾けながら、理事としての責務を果たして参ります。よろしくお願いいたします。

〜就任挨拶〜

常任理事 熊谷竜太

 今期から事務局長を拝命いたしました熊谷竜太と申します。
 きっと会員の皆様の中にも「なぜ県士会や協会に所属しないとならないの?」「自分の時間を削ってまで県士会活動に参加する価値ってあるの?」と疑問を抱いている方がいると思います。そんな皆様に考えてほしいのが、『もし県士会や協会がなかったら作業療法という仕事は今どうなっていたのか。』です。私はこの疑問を解決しない限り、会員の県士会や協会離れは止まらないと考えています。また、これからの作業療法の未来をリードするのは、20代や30代の作業療法士だと思っています。そんな皆様の県士会活動に対する意見を教えてください。いただいた意見を真摯に受け止め、皆様にとって身近で頼りになる県士会を目指し尽力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。