宮城県作業療法士会

お知らせ

県士会ニュース133号 2014.12.10

2014.12.10

目次

① 各市町村認定審査員情報交換会 開催 …  畑中一枝
② 第16回宮城県作業療法学会を終えて … 大貫操
③ 第16回宮城県作業療法学会に参加して …  丸子佐和子
④ 平成26年度会員交流会の報告 … 安達健朗
⑤ ブロック合同研修会に参加してみて … 櫻井僚
⑥ イクメン・イクママより:そして父になる … 佐藤亮太
⑦ イクメン・イクママより:はたらくママが思うこと … 峯田舞子
⑧ 職場紹介:JCHO仙台病院 … 加藤聡美
⑨ つぶやきコーナー:後輩を指導する立場になり … 山川裕崇
⑩ つぶやきコーナー:趣味の力 … 伊藤智之
⑪ 編集後記

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① 平成26年11月1日 「各市町村認定審査員 情報交換会」を開催しました

 

一般社団法人宮城県作業療法士会 事務局長 畑中一枝

当士会は、「県民の保健・医療・福祉の充実及び向上に寄与するため、作業療法士が学術研鑽、技能の向上に努め、リハビリテーションの普及発展を図る」ことを目的とした、宮城県内に勤務あるいは在住する作業療法士で構成する専門職団体である。

その性質上、各行政機関における様々な事業に関して作業療法士の推薦依頼を受けることも多く、そのなかでも定期的に依頼がくるものとして、県内各市町村からの「介護保険認定審査会審査員」及び「障害支援区分(障害者総合支援法)認定審査会審査員」の推薦依頼が挙げられる。

こちらはそれぞれ2年任期で、現期は介護認定に6市町村28名、障害程度区分に6市町村12名を推薦させていただいている。そして現在次期平成27年度の切替時期に合わせ、すでにいくつかの市町村から推薦依頼が届き推薦調整を行っているところである。

これに先駆け、現任期で審査員を担当いただいている会員の方から、現状の課題や推薦に当たっての要望などを伺う目的で情報交換会を開催させていただいた。認定審査員の推薦はその性質上、依頼市町村の状況を把握していただいている方に担当いただきたいと考えており、推薦調整の際にブロック長に人選の協力をお願いすることも多いため、ブロック担当の方々にも参加いただいた。参加人数は、介護認定審査員5名(ブロック長1名含む)、障害支援区分認定審査員6名(ブロック長2名含む)、ブロック担当者3名の計14名であった。内容としては、それぞれの制度の説明を各担当代表者が行い、実際の審査会での様子や参加していての悩みや疑問点などをグループワーク的に話し合った。

それぞれの合議体は5名構成が基本で単独開催されるため議長となる方の裁量で進行具合は異なるが、中にはOTが議長となっている合議体もあるとの報告や、「介護認定審査会DVD教材」の視聴なども行い、実際の審査会の進行状況や意見の出し方などについて互いの報告も行った。

審査会担当者の人選に当たっては、事前の資料から障害像をイメージできる事が大切であり、ある程度経験値のある人が務めるべきとの意見や、経験値が低くても勉強という意味で審査員を務めることも必要ではないかとの意見も出された。また、障害支援区分認定審査員に関しては、精神科領域の担当者が少ないことや、知的・精神・身体の3分野を対象としなければならないため、机上での勉強だけではなく、他施設などで研修できる機会があればよいとの意見も出された。

今回の意見交換会を開催後、ブロック勉強会などで今後の人材の育成・啓蒙・啓発の観点での研修会も開催したいと考えていたが、認定審査員に関しての単独の研修会では会員の参加が見込みにくいのではないかとの意見をいただき、再考することとした。

会員の人材の育成・啓蒙・啓発に関する研修会については、地域ケア会議やその他作業療法士として今後活躍が求められる事業が増えていくことが見込まれているので、それら全体を含んでの企画を今後検討していきたいと考えている。会員各位についても、個々人が参画することで士会の活動が成り立っていることを再認識していただき、今後の活動にも参加いただきたい。

 

② ◆第16回宮城県作業療法学会◆ 第16回宮城県作業療法学会を終えて

 

第16回宮城県作業療法学会 学会長 大貫操

10月25、26日宮城県作業療法学会が開催された。参加者は160名と多くの方に参加していただいた。講演、演題発表、福祉機器展等、すべてにおいて活発に意見交換が行われ、活気あふれる学会だったと思う。

今回の学会のコンセプトはいくつかあって、もちろん一つは学会テーマである「暮らしを支える作業療法の視点」であるが、二つ目は宮城県内の作業療法士を知り、顔の見える関係作りのきっかけとなる事、三つ目は県士会員のメリットを考える事でした。

学会のテーマである「暮らし」は、病院や施設勤務のOTから「在宅支援がわからない」と聞かれる事が多かった事や、地域包括ケアシステム構築に向けての取り組みが始まる中で、作業療法士としてはどうしても理解したい事であると思い、テーマにさせていただいた。特別講演講師の宇田薫氏も話されたが、私達も「暮らしている」のであり、生活をその人の思いと共に理解する事、作業療法アプローチの中にどう落とし込んで考えるかという事をわかりやすくお話しいただいた。対象者その人を友人や家族のように考え、理解し、暮らしを考えていく過程が、作業療法そのものだと受け取って下さった方も多かったようで、アンケートにも「今までの支援で足りなかった事がわかった」「作業療法を考えた」「作業療法士になってよかった」とあった。

二つ目の顔の見える関係作りは、自分が日々在宅支援の中でネットワークの力を実感する事が多いこと、作業療法士として多くの人に育てられ、助けられ、スキルアップさせていただいた作業療法士同士のネットワークを、築く事ができれば、宮城県の作業療法士の強みとなるのではないかという思いから、意識してプログラムの中に組み込ませていただいた。演題発表やセミナー、シンポジウム等から、魅力的な作業療法士の思いや仕事や活躍を知り、きっと顔を覚えていただき、声をかけやすくなったのではないかと思っている。後は皆さんが勇気を持って、遠慮なく、声をかけるだけで、確実にネットワークは広がっていきます。

三つ目の県士会員のメリットを考える事について。初の2日間開催、低い会費設定(=赤字予算)、学ぶ事ができるプログラムを多くする等、県士会員への還元を意識して企画しました。メリットは皆さんが作り上げるものです。多くの会員が積極的に県士会活動を企画運営し、意見すること=参加が、県士会を育て、メリットを増やす。だからみなさんの参加が必要なのです。県学会を一つのきっかけとしてぜひ年間通した活動に多くの会員に積極的に参画して欲しいと思っています。

最後になりましたが、2年間力を貸してくれた実行委員の皆さんに感謝するとともに、学会にご協力いただいた皆さん、参加してくれた皆さん、すべてに感謝いたします。

 

③ ◆16回宮城県作業療法学会◆ 第16回宮城県作業療法学会に参加して

 

介護老人保健施設せんだんの丘 丸子佐和子

10月25、26日に開催された宮城県作業療法学会の25セミナーというプログラムで「地域密着型作業療法士のすすめ」と題した発表をさせていただきました。内容は病院勤務のOTとケアマネージャーとのサービス担当者会議でのやり取り、という寸劇から始まり、パワーポイントの発表でケアマネージャーとどのように関わっていけばいいのか、という事をまとめたものでした。なぜ、このような内容になったのか、何か裏話はないか、というご質問を受けましたので、その辺について簡単にお伝えしたいと思います。

寸劇に参加した大塚、三浦、丸子の3人のOTは普段、ケアマネージャーや老健相談員として勤務しており、医療機関や介護保険事業所との関わりの中で、OTとの連携を体験する機会が度々あります。そんな時、自分たちのOT時代の過去を振り返りつつ、OTの連携を客観的に見ることができます。その中で、時々「これでは専門用語が多すぎて家族やヘルパーには伝わりにくいのではないか」とか、「この介助方法では在宅では実現できないのではないか」等と様々なことを感じることがあり、自分たちの過去にも反省しながら、OTのあり方について考えることがあります。OTの置かれる状況や気持ちもわかるものの、やはり他職種として感じている事を機会があればOTに伝えたいと思っていたのが、セミナーの内容になりました。

内容の詳細に関しては、主にサービス担当者会議等で言われたことのある「OTケアマネが感じる病院OTあるある」を出し合って決めたものでした。セミナーでは色々な事例を寄せ集めて、ややオーバーな表現になりましたが、医療に限らず、介護分野のOTに改めて連携の在り方を考えて欲しい、という気持ちがありました。

発表後に、訪看で働くOTから「ケアマネさんが怖い」という相談も受けましたが、ケアマネージャーにも色々な人がいるので、その人に合わせながら、どのように連携していくのが良いのか、OTとしてコミュニケーション方法を工夫して頂ければ、と改めて感じました。

余談ですが、寸劇の原稿が出来上がったのは学会の前々日、練習も前々日、前日の2回という不安のある状況でしたが、終了後は「面白かった」と声をかけて頂き、非常にほっとしました。

☆第16回宮城県作業療法学会資料掲載のお知らせ☆

期間限定ではありますが、第16回宮城県作業療法学会で行われたシンポジウム、セミナー等の資料を公開しています。学会に参加された方だけでなく、参加できなかった方も閲覧・ダウンロードができるようになっています。ぜひご活用ください!
トップページ右側にあるバナー 「16回宮城県作業療法学会 ※学会資料掲載中です。」 をクリックしてください!

 

④ 平成26年度会員交流会(ボウリング大会)の報告

 

福利部長 安達健朗

11月8日土曜日、仙台プレイボウリングにて平成26年度会員交流会としてボウリング大会を開催いたしました。例年フットサル大会を開催しておりましたが、より多くの方にご参加いただきたく今年度はブロック対抗によるボウリング大会を企画し、22名の会員の方にご参加いただきました。

チーム内でアドバイスしあったり、ストライクがでればみんなでハイタッチで迎えるなどどのチームもはじめて知り合ったメンバーとは思えないくらいチームワークが良かったことが印象的でした。

そして、栄えある優勝チームは「石巻、岩沼・仙南、栗原・登米合同チーム」でした!!仙台中心部には負けまいという県南、県北を熱くしたいという気持ちが伝わってきました!

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この交流会は、会員同士の交流を深めて、同じ仲間として共にがんばっていきましょう!という目的があります。年々地方からの参加者も増え、会員間の結びつきがより一層強まっていきていると感じます。これからもレクリエーションを通して会員の皆さんの輪が広がるような交流会を企画していきたいと思います。今回参加して下さった皆さんも、参加できなかった皆さんも、また次の機会にご参加お待ちしております。
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⑤ 宮城野・東仙台・青葉ブロック合同研修会「認知症の理解と実戦での取り組み」に参加してみて

 

介護老人保健施設サニーホーム 櫻井僚

現在、私は認知症の方々と関わる介護保険領域にて勤務しているため、今回他ブロックである宮城野・東仙台・青葉ブロック合同の研修会に参加しました。

研修内容は、上遠野先生の臨床での体験を基にした話が中心であり、臨床家としてとても参考となるものでした。

まず利用者自身と関わる上では、これからどのような生き方を望み、どのようなライフイベントを大切にし、人生の物語を続けたいと考えているのか傾聴し、共に協業しながら築き上げる事が前提として大切だという事を改めて実感しました。

また、人的環境である利用者家族については、利用者と関わる中で必要な助言や指導だけではなく、利用者家族が施設に預ける事で感じている後ろめたさといった精神面での支援も必要である事を痛感しました。そして、利用者の支援にあたる介護士などの他職種にも目を向けて、適切な評価を基になぜ必要なのかを分かり易く助言していく事で利用者に対する支援の質の向上に繋げられるようにすることも同じく重要だと思いました。

若年認知症者への長期的な目線としては、認知症を呈した利用者が地域生活へソフトランディングするには「自分であることへの支援」へどのように関わっていくのかという事について学びました。具体的には、社会生活(会社・家業・主婦業)からの切り替えとして上手な縮小、整理、切り替えを援助し、その人の特性にあった選択をすすめていき、新たな場への適応を促す。そして、本人との直接的な対話・会話から本人の選択・行動ペースの理解する事が求められるとの事でした。

今回の研修会を通じ、私自身が痛感した事は作業療法士が支援すべき領域は、作業療法士自身が関わる利用者との時間だけでなく、それ以外の生活時間全てに関わる要因へ目を向けることが重要だという点を改めて実感する事が出来ました。今後も、自分が所属するブロック関連の研修会に加え、他のブロックの研修会にも目を向ける事で自分自身の知識や技術の研鑽だけでなく作業療法士同士で顔の見える関係性を築くきっかけ作りを続けていきたいと思います。
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⑥ ◆イクメン・イクママより◆ 「そして父になる?」

 

坂総合病院 佐藤亮太

「ここで意識消失したら、一生言われ続けるだろう・・・」

2014年7月某日。少しでも妻の精神的なサポートが出来ないかと第1子の立会い出産に臨みました。しかしながら、様子がおかしい(私の)。滝のような汗。目の前もどんどん霞んでくる。どうやら、夫が分娩室で倒れるという良くある笑い話の当事者になろうとしていました。

「ちょっ・・・旦那さん!大丈夫ですか!?」

尋常ではない汗をかきながらふらつく私に助産師さんもびっくり。妻の汗を拭くはずのタオルで自分の汗をぬぐいながら、もう倒れる寸前・・・という中、待望の我が子が生まれてきてくれました。今度は涙が止まりませんでした。妻には終始情けないところを見せてしまいました。

小話から始まって申し訳ありません。私は総合病院で働く7年目の作業療法士です。作業に焦点を当てた実践、より効果的な上肢機能練習、脳損傷者の自動車運転支援など考えながら臨床に取り組んでいます。そして、子供が生まれてもうじき5ヶ月になります。日々すくすくと成長しています。手の届く物を口に持ってきたり、不十分ながらも寝返りが出来るようになってきた事もあり、安全かつ快適に過ごせる家具等の選択や配置を考えているところです。月並みな話ですが、子供から教わる事、気づかされる事は多いなと思います。親の有り難味、時間の使い方、仕事への取り組み方など日々子供と接する中でいろいろな気づきがあります。

誰もが、子供が生まれた瞬間から良い親になれる訳ではありません。きっとこれから、様々な困難や喜びを経験して父に、より深い家族になっていくのだと思います。息子の誕生の時に感じた妻と息子への感謝の気持ち。これからも一生忘れずに支えていきたいです。

私はまだ新米子育て作業療法士(イクメンって言葉は何だが私には似合わない)です。父として、作業療法士としてこれからも一歩ずつ成長していけるよう、先輩方からのアドバイスよろしくお願いします。

 

⑦ ◆イクメン・イクママより◆ 「はたらくママが思うこと」

 

内科佐藤病院 峯田舞子

私は至って普通の28歳、作業療法士であり、2歳になる娘の母です。こんな私がイクママとしてのメッセージを書くなど、とても恐縮ですが、少しでも共感頂いたり、情報交換できるようになればと思い、経歴や妊娠、出産、現在に至るまでを書かせて頂きます。

山形県の老健で2年間勤務し、結婚を機に退職して仙台に引っ越し、半年は働かずに専業主婦をしておりましたが、じっと家にいることができない性格で、仕事を探し始め、佐藤病院に勤務させて頂くこととなりました。その半年後に子供を授かり、産休・育休を頂き、昨年10月に仕事に復帰し、現在に至っています。

妊娠中はつわりや体の変化に戸惑い、母になる不安から精神的に不安定な時期がありました。しかし、患者様との会話や笑顔、職場の方々からの配慮のおかげで乗り切ることができたように思います。

出産後、仕事に復帰したい、OTとして働きたいという思いと、子育てとの両立はできるのだろうかという不安がありました。復帰してしまうと、今は毎日が本当に忙しく、朝起きてから寝るまで、仕事に家事に育児に、こなしているのが精一杯な状態です。仕事中、自分のOTとしての技術や知識の少なさに焦ったり、後輩育成に頭を悩ませたりすることもあります。1年経って、ようやく少しずつ勉強会等に参加できるようになってきましたが、まだまだ不足は補えません。

幸い娘は丈夫なようで、仕事中に保育園からお迎えの電話がくることはほとんどなく、夫の家事や育児への協力、実家の母の協力があって、今の生活が成り立っているように思います。また、職場の方々にも色々な場面で助けていただくことが多く、たくさんのやさしさを感じています。

はたらくママになって、まだこの経験が役に立っていると感じる余裕はありませんが、いつかこの毎日が自分のOTとしても人としても糧になるように、今はただがむしゃらに頑張ってみたいと思っています。また、頂いたやさしさを少しでもお返ししたいと思っています。

これから更に寒くなり、行事が目白押しで忙しくなる季節となります。体調には十分注意して、笑顔で毎日を過ごしていきたいものです。

 

⑧ ◆職場紹介◆ JCHO仙台病院

 

加藤聡美

【病院紹介】
当院は平成26年4月より仙台社会保険病院からJCHO(ジェイコー)仙台病院(独立行政法人 地域医療機能推進機構 仙台病院)へ名称変更となりました。

・診療科目:内科、呼吸器科、消化器科、小児科、外科、循環器科、整形外科、皮膚科、
泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線
科、麻酔科、歯科、歯科口腔外科(以上全17科)
・病床数:428床(実働病床数:418床(一般))
・リハビリスタッフ数:OT 3名、PT 7名、マッサージ師1名、
・対象疾患:整形外科疾患、内部障害、外科疾患、廃用症候群等
【作業療法紹介】
当院は、急性期病院の機能を有しているため、早期離床・自宅復帰を目指し様々な場面でADL練習をはじめ、退院後の生活様式を念頭に置いたプログラムを実施しています。腎疾患を中心とした内部障害においては、他職種と連携し、摂食嚥下等、多角的な視点からアプローチ出来るよう進めています。また、整形外科領域においては脊椎、肩、手外科専門医のもと、機能訓練はもとよりOTの視点から応用動作獲得を目指しています。手術見学の機会もあり医師と積極的にコミュニケーションを取りながらリハビリを進めています。当院でのOTの歴史は浅く、まだまだ発展途上ではありますが、院内で他職種向けのADL指導勉強会の開催等を通して活躍の幅を広げられるよう奮闘しております。
当院の特徴のひとつとして、日本で始めての腰痛・仙腸関節センターを開設し、腰痛疾患への治療に力を入れております。リハビリテーション部としましてもOT、PTを対象とした腰痛セミナーを開催し、多くの方々に参加頂いております。今後も各種セミナー、勉強会を開催予定ですのでよろしくお願い致します。
職場
<住所>
〒981-8501 仙台市青葉区堤町3-16-1
TEL022-275-3111 URL:http://sendai,jcho.go.jp/

 

⑨ ◆つぶやきコーナー◆ 後輩を指導する立場になり

 

総合南東北病院 山川裕崇

今回の掲載の話をいただき、改めて自分はいつの間にか5年目になっていることを実感しました。国家試験合格の発表の喜びを、物心がついて以降初めて母親と抱き合いながら(恐らく、先にも後にもこれが最後ではないでしょうか)分かち合い、緊張のなか現在の職場に入職しました。その時の5年目の先輩といえば、とても頼もしく見えたのを思い出します。現在、キャリアだけはその当時の先輩に追いつきましたが作業療法士としての実力と考えると当時の先輩方に追いついたかというといささか不安を覚えます。

しかし、自分も学生や新人の指導、教育を担当させていただくようになり、彼らが作業療法士としてのキャリアを歩むにあたり少しでも手本、ヒントになれるよう奮闘している毎日です。また、同時に彼らと接する中で自分自身も様々なことに気づき、成長させてもらっているなと実感もしています。

その中で、特に強く感じることは患者さんとの接し方、言葉遣いです。自分も、学生時代に指導していただいていたバイザーの先生に「学生さんは言葉遣いが丁寧ね。初心を思い出させるわ。」と言われたことがありました。5年目の現在、自分も新人や学生を見ていて全く同じこと感じます。無論、自分も患者さんと会話をするときに雑な言葉遣いをしているつもりは全くなく、少しでもきついだけのリハビリにならないようにとの思いで接しているつもりです。しかし、不意に崩れた言葉遣いになってしまっていることもあります。そういった際に、同じ訓練室で丁寧な接し方をしている新人の姿を見てハッとさせられ直前の自分の言葉遣いを反省します。作業療法士という仕事が対人間であり、かつ現在の職場では自分の2倍、3倍の人生経験の大先輩方を相手としている以上、患者さんへの最大限の敬意を払いながら接していかなければと再認識させられます。患者さんに、楽しく充実したリハビリの時間を過ごしてもらうためにも上記のことを決して忘れないよう日々の業務に取り組んでいきたいと思っています。

作業療法士5年目も残り僅かになりました。これからも、先輩はもとより後輩からも多くのものを学び作業療法士として、何より人間として成長させ作業療法士6年目を迎えたく精進していきたいと思っています。

 

⑩ ◆つぶやきコーナー◆ 趣味の力

 

長町病院 伊藤智之

長年お世話になっていた煙草をやめてからもはや2年になる。

それまでにも止めようと思う機会は何度かあった。子供が生まれる時、子供に「煙草臭い、止めて」といわれた時、身体の調子が悪い時など、いずれも止めようと試みたが失敗に終わっていた。そのうちに「別に長生きしたいとも思わないし」と開き直るありさまであった。

ある日愛煙家の先輩が「バイクでも買えるのなら煙草を止めてもいいけど、そうでもなければ楽しみがなくなるよな」と話したていた事が気に留まっていた。最近では時代の影響もあり、周囲のヘビースモーカーだった人も、煙草を止めたという話を聞く。ぱっと止められない自分が情けなく、何とかせねばという気持ちは持ち続けていた。

私はこれまでの健康診断では特に異常を指摘される事も無かったが、40歳を過ぎた頃、初めてのぎっくり腰を経験し、膝は痛くなり、視力がだいぶ低下してきた。消耗品が劣化してきているのか、少しずつ問題が見られるようになってきた。このような不甲斐無い状況に妻が「人生折り返しだね。何もやってない(趣味)けど、何かやったら」と話をしてくれた。

チャンスかも!あの先輩の話していたあの言葉、「バイクでも・・・」「ああバイクに乗りたいな」という思いが徐々に高まっていった。3人の子供とローンもあり葛藤は尽きない、利口な判断ではない事も承知ではあったが、バイクの購入を決意した。

バイクで走っている時の爽快感はなんとも言えない。四季の移ろいを見て走るのが気持ちいい。走った後の洗車もすがすがしい気持ちになり、なんとも達成感がある。

この趣味をきっかけに煙草は止めることができた。理由は単純だ。「煙草にかかる金を趣味にまわす」この趣味を行うためにはある程度、筋力・体力が必要なので筋トレ・縄跳び・ジョギングなど運動も始めた。趣味を通して新しい仲間が増え、色々な仕事をしている人たちとの交流も生まれ、医療関係以外の視野が増えた。年齢と共に、いろんな役も加わり様々な事に追われながら生活している毎日であるが、少しメリハリがついた。これまでの予定にバイクに乗る予定が加わり、他の事も計画的に行うようになった。なにより、忘れていたものを呼び覚まされた感じがあった。

このような事で心境にも変化があり、これまでよりも心に余裕が生まれたような気がする。最近の私は、以前に比べるとあまり患者様とじっくり向かい合えていなかった。それが、この趣味をはじめてから以前のように、ちゃんと向かい合い、思いを傾聴するように戻った気がする。以前から患者様と接する時に気をつけていることがある。“患者様の不安であったり、落ち着かない気持ちを、少しでも和ませる事である”気持ち静かに穏やかに、特別なテクニックではなくその瞬間を過ごせる事が心地よい関係でいたい。このように趣味によっていろいろな事に影響が得られた。

皆さんは趣味によって人生観に変化はありますか。やりたい趣味があるけどやれていない方はぜひ始めてみてはいかがですか。きっと療法士として・人としての深みが増しますよ。(40代男性)

 

◆お知らせ◆ 宮城県士会会員の皆様へ

今年度から宮城県士会のホームページがリニューアルし、とても便利になりました。
会員の皆様!!
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登録しないと、県士会の研修会や他団体の研修会などの情報をいち早く入手できないので、不便ですよ!?
会員向けのお知らせ・ニュース更新も随時メールでお知らせします。
会員の皆さん全員に登録してもらうことで、今後さらに情報発信のツールとして士会活動に活用していく予定です。
登録する際は、県士会ホームページのトップページの右側の箱[お知らせ機能]をクリックしてください。
尚、ご不明な点などありましたら、ホームページ内の「お問い合わせ」からアクセスしていただけますようお願いいたします。
宮城県士会 広報部

◆お知らせ◆ 宮城県作業療法士会 ニュース 原稿募集!!

広報部では県士会ニュースに掲載したい記事を募集しています!!
ご希望の方は、県士会広報部(メールアドレス:otkouhou@yahoo.co.jp)までお気軽にお問い合わせください。
※記事は随時募集しています!!(次号掲載希望の場合は1月10日締め切り)
皆さんからのご応募お待ちしております!!

テーマの例
・病院・施設で実施しているアクティビティ
・制作した自助具
・おすすめ新刊紹介など

 

⑪ 編集後記

忘年会シーズンとなりました。今年は例年にないくらい声をかけていただいており、大変うれしく感じております。普段職場でなかなかコミュニケーションをとれていないスタッフとも交流できる貴重な時間となるため、飲みにケーションの大切さを改めて実感しております。皆様も肝臓と相談のうえ飲みにケーションを楽しみましょう♪ 二瓶

 

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