宮城県作業療法士会

お知らせ

2025年度 新理事あいさつ①

2025.07.24

2025年5月25日に総会にて役員選挙が行われ、新理事会が発足しましたのでご紹介します。今後も順次全理事のあいさつを掲載して参ります。

○会長  大内 義隆

 令和7年5月25日に開催された社員総会にて、引き続き宮城県作業療法士会(以下、県士会)の会長を拝命する運びとなりました。再びこの重責を担わせていただくことに、あらためて身の引き締まる思いでございます。

 令和6年度は、学術・教育分野の充実、地域貢献の推進、そして情報発信や新制度への対応を通じて、県士会としての組織基盤の強化に努めてまいりました。なかでも研修会においては、新たに聴講制度を導入したことにより、延べ参加者数が前年比で約1.4倍と大幅に増加し、多くの会員の皆様にご参加いただきました。

 また地域貢献活動においては、「認知症カフェ」や「プレーパーク」など地域住民向けの取り組みに加え、「学校へ行こう!」と題した養成校学生向けの企画や、中高生対象の作業療法職場体験など、多様な層に向けた活動を展開してまいりました。これらの実現は、会員の皆様のご理解とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 令和7年度は、「地域共生社会に資する作業療法の推進」を基本方針に掲げ、さらなる多層的な活動の展開を目指します。教育体制においては、日本作業療法士協会が開始した「新生涯学修制度」により、“登録作業療法士”の制度が新設されました。令和7年5月14日に行われた「リハビリテーションを考える議員連盟」の決議では、資格取得後の研修受講を評価する仕組み(配置基準や報酬上の優遇等)の導入が盛り込まれ、この制度の重要性は今後さらに高まることが予想されます。

 これを受け、県士会では既存会員の「登録作業療法士」への移行に関する周知を進めるとともに、新制度に対応した教育研修体系の整備に取り組んでまいります。また、「領域別・テーマ別の交流会」の開催を通じ、県士会ならではの専門性の高い学びの場の創出にも力を注いでまいります。

 若手支援に関しては、2025年度に開始となった「学生会員制度」および5月の総会にて承認いただきました2026年度より導入される「新卒者初年度会費無料制度」が、若手作業療法士と県士会、そして地域との接点を築く有意義な入り口になると考えております。養成校や臨床現場との連携をさらに強化し、入会促進とキャリア形成、地域定着の支援を推進してまいります。

 今、私たち作業療法士の社会的地位が守られていることは、先人の方々が各現場や職能団体で積み重ねてこられた尊い努力の成果であると深く敬意を表します。一方、物価高騰などの影響もあり、医療・介護業界全体が厳しい状況に置かれていることも事実です。こうした環境の中で、諸先輩方が築かれた未来へのバトンを受け継ぎ、患者様・利用者様、そして作業療法士にとって希望となる道筋を示すべく、役員一同、会員の皆様と力を合わせて取り組んでまいります。

 今後とも、皆様の温かなご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

○第1副会長  淀川 裕美

今期で理事を拝命するのは3期目であり、常任理事は2期目となります。

 長く関わらせていただいた学術教育局から、今期は事務局にシフトチェンジとなりました。また、ブロック活動推進委員会は過年度同様に担当を継続させていただきます。

 かねてより日本作業療法士会で掲げる「協会員=士会員」に向けても、会員の皆様へ適宜情報共有を図れるよう、進捗の把握と具体的対応策をセットで整理をつけていきたいと思います。

 また、OTが地域包括ケアシステムに資する職種であるよう、地域支援事業への幅広い関与とその土壌の整備のために、多くの会員へのアプローチを心がけ、会員の研鑽機会を創生できるよう努める所存です。

 OT4年目からは宮城県作業療法士会に所属し、先輩方や会員の皆様に育てていただきました。自身のキャリアを客観視した時、多くの声を聞き入れ「今求められること」に着眼し、実行に移すための尽力はまだまだ出来ると感じています。一歩一歩の歩みを大切に、進んで参りたいと思います。

 

○第2副会長  三浦 晃

 このたび、四期目の理事就任いたしました三浦晃と申します。

 普段は仙台市太白区にある株式会社リエンズの看多機と住宅型有料老人ホームの併設事業所で管理者を務めながら、介護支援専門員、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士と何足かの草鞋を履いた仕事をしています。

 趣味は、ボクシング観戦・ラグビー観戦、旅先でのトートバック購入、山形県内での冷たい肉そばの食べ歩きです。

 さて、これまでの理事活動を振り返りますと、一期目では、組織図改編で新設された部局連携室ならびに運転と作業療法委員会を担当し、二期目では、さらに渉外部の担当として、リハ専門職協会-当士会間の連動制や人選時のフローなどを構築し運用をしました。三期目では、副会長として常任理事を務めさせていただき、R6年度途中からは、事業部と広報部にも関わらせていただきました。

 四期目の就任にあたっては、R7年度の新たな事業計画として挙げられている「(有益なネットワーク形成およびスキルアップを目的とする)領域別やテーマ別における会員の交流会等の企画・運営」を進めていくとともに、県内の作業療法士ニーズの創出、拡大に資する活動に積極的に寄与したいと考えています。

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