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県士会ニュース

県士会ニュース vol.151 2019.11.30

目次

トップニュース
① 特設委員会 運転と作業療法の活動報告 … 特設委員会運転と作業療法 委員長 菅野俊一郎
県士会活動紹介
① 社会人アドバイザー in 進路のミカタLIVE 2019(仙台)参加報告 … 広報部長 佐々木俊二

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①特設委員会 運転と作業療法の活動報告

委員長 菅野俊一郎

 
運転支援 1
運転支援 2
特設委員会 運転と作業療法は令和1年8月30日(金)に宮城県指定教習所協会主催の研修会に講師を派遣し参加してきました。
講師派遣に至る経緯として2018年度日本作業療法士協会の支援事業に参加したことから繋がっています。この支援事業は日本作業療法士協会の運転と作業療法委員会で企画した『三者協議の開催支援』です。三者協議の枠組みは、自動車運転再開支援における主要な関係部署である公安委員会、指定教習所協会、県士会などを指します。三者協議の中で各機関の取り組みや課題を共有し、連携強化を図っていくことを確認することができました。
三者協議後、宮城県指定教習所協会より定期で行っている研修会のテーマを2019年度は『高次脳機能障害を有する運転免許保有者の運転再開支援に向けた研修会』とすることとなり、宮城県作業療法士会に講師依頼がきました。
研修会には仙台市内を中心に26施設33名の教習所職員と県警本部交通部運転免許課の職員2名が参加しました。県士会からは講師として仙台リハビリテーション病院の原田勝行委員、大内義隆担当常任理事、三浦晃担当理事、運転と作業療法委員長の菅野が参加しました。講演内容は『高次脳機能障害者に対する運転再開支援に資するための基礎的知識』と題して奥羽自動車学校で使用している実車評価時の評価表と高次脳機能障害の症状を照らし合わせながら高次脳機能障害について講義を行いました。質疑では実車評価を受け入れている施設から質問があり、指定教習所協会の専務理事からも好評を得ました。
その中で専務理事からお願いされた内容が2つありました。1つ目は患者を一人で教習所に送り出す病院があり、本人含め何をするために教習所に来たかわからなくなる場合があったそうです。教習所としても対応に困ってしまったとのことで、教習所に行く場合は家族や作業療法士に来てもらって評価する環境にしてもらえないか、との提案がありました。2つ目は教習所の現状についてです。社会貢献である高次脳機能障害者に対する支援は必要と認識はしつつも安定した経営は重要な課題となっており、一定の理解はしてほしいとのことでした。教習生は平成5年では5万人であったのに対し、平成30年は3万人を切っており、閉校や合併が出てきている。実車評価はペーパードライバー講習という枠組みで行っているが一定の教習費用はかかることを前提にお願いしたいとのことでした。
今回、教習所協会主催の研修会に参加しましたが、医療機関の関わりの重要性を感じてきました。今後も連携を深めながらお互いの取り組みについて理解を深めていけたらと思います。

 

 

県士会活動紹介

①社会人アドバイザー in 進路のミカタLIVE 2019(仙台)参加報告

広報部長 佐々木俊二

 
 
就職 1
主 催:株式会社マイナビ
運 営:13歳のハローワーク公式サイト  
(13hw)編集部
日 時:2019年7月16日(火)13:00~17:30
会 場:仙台国際センター
参加者:事務局担当理事 熊谷竜太、
広報部長 佐々木俊二
対 象:高校生
イベント目的:
進学を考える高校生を対象に大学・短大・専門学校を選ぶ視点だけでなく、社会に出ることを意識させ、キャリアという視点から進学先を考えさせるイベント。
概 況:
会場来場者人数は2092名であった。主に宮城県内の高校、一部岩手県の高校からの来場もあった。その他、保護者の来場が少数見られていた。
社会人アドバイザーコーナーは、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士および看護師など7職業団体より参加があった。
学校個別相談コーナーは、大学・短期大学、専門学校、その他、全部で107校の参加があった。企業コーナーでは7企業より参加があった。
作業療法士のブースに来た高校生は12名であり、一昨年参加時と同様の来訪者数であった。
来訪者の内訳は、学年:2年生8名、3年生4名 性別:男1名、女11名 12名全員宮城県内の高校生であった。来場者には、広報グッズ(クリヤーファイル、エコバッグ、折り紙、蛍光ペンを配布した。
 ブースに来た高校生の主な質問内容は、作業療法士とはどんな仕事か? 理学療法士との違いは何か? 養成校の大学と専門学校との違いは何か? 国家試験は難しいか? 作業療法士になるために学ぶ教科にどんなものがあるか? 難しい教科はあるか? 高校で学ぶどんな教科が役に立つか? 作業療法士が働く場所はどんなところがあるか? 病院以外ではどんな場所で働いているか? 養成校を受験するためにはどんな勉強したらよいか? 給料は見合っているか? などであった。
 アドバイザーとして参加した感想は、ブースに来た高校生にいかに作業療法が魅力的な職業かわかりやすく説明することに苦心した。しかし、改めて自分にとっての作業療法を振り返る機会ともなり、貴重な体験になった。

県士会ニュース vol.150 2019.7.26

目次

トップニュース
① 2019年定期総会報告 … 事務局長 畑中一枝
② 一般社団法人宮城県作業療法士会会長(代表理事)就任にあたり … 会  長 大黒一司
新役員紹介
① 新理事挨拶 … 事務局担当理事 仙台保健福祉専門学校  相澤祐一

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①2019年定期総会報告

事務局長 畑中一枝

 
5月26日(日)に、青葉区にあるハーネル仙台にて2019年定期総会を開催いたしました。開催にあたり、今回より優秀学生表彰者の紹介も併せて行わせていただきました。
 2019年5月24日現在の名誉会員及び休会者を除く有議決権会員数918名に対し、総会参加者数98名、委任状数441(内訳:賛成(A)439、反対(B)0、個人へ委任(C)2、計有効数539名で総会は無事成立いたしました。
 議事録は、会員専用ページ(http://www.miyagi-ot.jp/kaiin)へ掲載しておりますので、詳細はそちらでご確認ください。
 今回は役員改選もあり、理事は立候補者8名、理事会推薦者6名の計14名。監事が理事会推薦者の2名でいずれも定数内でしたので、定款施行規則第25条により無投票当選にて全員の就任が承認されました。
 総会終了後には、代表理事(会長)の互選のための理事会を開催し、会長に東北文化学園大学の大黒一司氏、第1副会長大内義隆氏、第2副会長大貫操氏、事務局長に畑中が就任することとし、この4名が常任理事となりました。また今回の理事会では、半数の方が新たに理事に加わった形となっており、新規の体制作りの一環として、各部・委員会に対して常任理事と理事の2名が担当理事としてつくことに致しました。担当一覧については、HPへ掲載済みですので、そちらでご確認ください。
 新理事体制となりましたが、今年度の活動方針および活動計画は総会議案書への掲載内容に沿って推進していきます。8月の理事会では今後の会の方向性と重点配分の検討を行うこととし、次年度の事業計画を計画的に立てて行けるようにする予定です。
 今年度は理学療法士作業療法士養成施設ガイドライン等の改定があり、それに伴い臨床実習指導者講習会を各県での養成校と県士会で開催していくことになっており、そのための県士会と養成校との協議も進めております。こちらにつきましては、詳細が決まり次第順次広報してまいります。
 今年度の当県士会の会員数は1000人に近づくものと思っております。さらに現在OT協会では「協会員=士会員」の体制も進められており、県内での県士会未入会のOT協会員約150名の加入がありますと、会員数の増加が一気に進むことが予想されます。
 宮城県の作業療法士専門職団体として、定款で掲げている「県民の保健・医療・福祉の充実及び向上に寄与する」こと、「リハビリテーションの普及発展を図ること」を推進するため、会員各々の協力と「学術研鑽、技能の向上」の意識が必要です。今後も、会の活動の推進を一緒に行っていきましょう。    

 

②一般社団法人宮城県作業療法士会会長(代表理事)就任にあたり 

会 長 大黒一司

 
 2019年総会後に一般社団法人宮城県作業療法士会会長(代表理事)に就任しました。皆さまよろしくお願いいたします。就任にあたり挨拶を申し上げます。
 一般社団法人宮城県作業療法士会(県士会)は、県民の保健・医療・福祉の充実及び向上に寄与するため、作業療法士が学術研鑽、技能の向上に努め、リハビリテーションの普及発展を図ることを目的に活動をしております。1983年設立以来37年間、県民の皆さまのご支援、ご協力により一歩一歩でありますが活動を拡げてまいりました。
 老人保健法の下で行われた疾病の予防、治療、機能訓練などへの協力と会員の派遣、介護保険法施行後は医療施設における活動から地域における活動へと幅を拡げ、作業療法が求められる領域で多くの成果を上げてまいりました。医療の領域では、心身機能の回復だけでなく将来の生活を見据えた関りをすることの役割を担ってきました。教育の領域では特別支援教育に関与する作業療法士の実績の積み重ねにより更なる活躍が求められています。職業関連領域においては、対象者に適した業務内容や職場環境について提案することのできる作業療法士が求められてきました。そして、現在は2025年に向けた地域包括ケアシステムの構築において、作業療法士に寄せられる期待が高まっております。このように、一部の例でありますが時代に即しながら、県民の皆さまの求めるもの(ニーズ)に作業療法士の技術やノウハウ(シーズ)を活かし関わってまいりました。これからも、作業療法を必要とする方々の生活行為の向上に貢献する作業療法士の技術を高めることができるように県士会としての役割を果たし、これまで以上に県民の保健・医療・福祉の充実と向上に寄与するように会長としての任に当たりたいと考えます。
 これまで、歴代会長が築いてきた県士会の功績を更に発展させ、改善すべきことには会員の意見に耳を傾けながら会員と共に考えながら進んでいきたいと思います。
 県士会として今年度は、会員総会で承認されました6つの活動方針である①地域包括ケアシステムに関連する活動、②生活行為向上マネジメント(MTDLP)の基礎研修修了者の増加と指導者育成、③県士会設立40周年に向けた準備活動、④作業療法の認知度向上のための活動、⑤学童保育との連携と対応できる作業療法士の体制、人材育成の推進、⑥「作業療法士になりたい」若者が増えるように中学校等での職場体験活動、を会員の協力を得ながら達成できるようにしたいと思います。
 2020年度から作業療法士養成教育に関わる、作業療法士養成施設指定規則が改定になります。特に臨床実習のあり方が大きく変わり、実習生が施設で行う実習時間は週に40時間以上をもって構成し、実習時間以外に行う学修がある場合には、その時間を含め45時間以内となります。また、臨床実習指導者は臨床実習指導者講習会を修了することが義務付けられます。現在、県士会と県内の6つの養成校が臨床実習指導者講習会を今年度内に複数回の開催実現に向けて協議しております。多くの会員が受講してくださるようお願いします。これについては、改めて県士会ホームページ等でお知らせいたします。
6月末現在、県士会の会員数は、951名(名誉会員2名を含む)で、次年度には1,000名を超えることが予想されます。会員と共に県民に貢献できる作業療法を提供できるよう、県士会の成長、発展に努めてまいりたいと思います。

 

研修会開催報告

①新理事挨拶 

事務局担当理事 仙台保健福祉専門学校 相澤祐一

 
この度、宮城県作業療法士会の理事を務めさせていただくことになった相澤祐一です。宮城県士会の会員数も現在では1000人を超える勢いで年々増加傾向にあり、作業療法のさらなる発展が期待されます。作業療法士という職業が世の中に知られ、臨床的には病院、施設だけでなく訪問など地域での活動で職域を広げています。一方、作業療法士の増加や活躍の場の広がりといった喜ばしい事ばかりではなく、教育分野ではカリキュラムの変更や臨床実習と指導者要件の変更など取り組むべき課題も出てきています。微力ながら作業療法の発展、及び働く作業療法士の方の力になれればと思います。皆様、どうぞよろしくお願い致します。

 

新役員紹介

①認知症初期集中支援研修会 

せんだんの丘ぷらすあらい 中山大樹

 
認知症初期集中支援 タイトル

主催部署:地域支援部 認知症の人の生活支援推進チーム
開催日:令和元年6月14日(土)19:00~20:30
会場:トークネットホール仙台 第3会議室
参加数:19名
内容:
 当士会では、仙台市からの要請を受けて認知症初期集中支援事業に作業療法士を派遣している。
 認知症初期集中支援推進事業とは、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けることを支援するために、「認知症初期対応サポートチーム」を配置し、認知症の人やその家族に対して訪問などにより早期に専門職が関わり早期診断・早期対応に向けた支援を行うものとされている。
 仙台市ではH24年度からモデル地域として展開しており、現在では仙台市各区にチーム員が配置されている。初期対応サポートチームに参画する作業療法士の人数と実績は年々増えており、現在5名の作業療法士が各区に配置され、事業に参画している。認知症の「人」への対応にあたり、作業療法士の担う役割に期待は高まっている。
 今後、作業療法士の期待に対して、応えるだけの人材を確保・育成していく必要がある。
 今回は、みはるの杜診療所の石原哲郎医師と、共に利用者を担当している在宅支援チームフォーレストの千葉未佳OTRを講師にお呼びし、認知症の「人」への作業療法士の役割と多職種との関わりを学ぶ目的で、研修会を企画した。

研修会では以下の内容を学ぶことができた。
 ・認知症初期集中支援チームの役割
 ・認知症の「人」をどのように見ていくか
 ・パーソン・センタード・ケアについて
 ・病気の特徴と「その人」の捉え方
 ・認知症の「人」の支援体制と連携方法について
 ・実際に関わる「人」に対するOTRの関わりとケアマネジャー、医師との連携方法

 その「人」の生い立ちや現状、様々な関わる人・物・時間の環境から、作業療法士がどのような視点から、推測と対応内容を時系列で具体的にお話いただき、その人の「生活の安心」と「持っている力」を引き出す方法を学ぶことができた。本人と周りで関わる方々、そして作業療法士が同じ立ち位置で力を合わせる方法を参加者と共有し、認知症の「人」そして、その「人」に関わる方々と一緒に暮らしていく社会を考える研修となった。

県士会ニュース vol.149 2019.3.14

目次

① 運転と作業療法委員会の紹介 … 菅野俊一郎
② 研修会開催報告:How to 認定審査会~認定からサービスを受けるまで~ … 畑中一枝

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①運転と作業療法委員会の紹介

特設委員会 運転と作業療法 委員長 菅野俊一郎

 「また運転がしたいんだけどどうしたらいい?」
 患者さんや利用者さんからこんな希望を投げかけられるセラピストは少なくないのではないでしょうか?
 近年若年の脳卒中発症患者もみられ、日常生活動作の自立だけではなく、復職や社会復帰に対してのアプローチも必要となっています。その一部分として自動車運転再開に向けた関わりがあります。
 障害者の自動車運転において転機となったのは平成13年の道路交通法改正です。この13年改正では障害者に関わる絶対的欠格事由が廃止となり、一定の病気に罹患しても臨時の適性相談を行うことで自動車運転再開が可能となりました。道路交通法第33条の2の3では免許の拒否又は保留の事由となる病気として『自動車運転等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する病気』と規定されており、脳卒中患者の場合はこれに該当します。一定の症状がみられている患者・利用者が運転再開する場合は臨時の適性相談を受けてもらう必要があります。
 臨時適性相談では公安委員会の面接と共に医学的情報収集として主治医に診断書を依頼し、その内容を加味して判断する場合があります。しかしながら、運転再開ができると判断する統一見解はみられていないため各医師はどのように判断し、診断書を記載するとよいか悩む場合があります。その中でセラピストができることとして診断書記載の根拠となる評価を行い、情報提供することが挙げられます。
 宮城県作業療法士会では2017年10月に特設委員会として運転と作業療法委員会を設立しました。委員会が立ち上がった背景には日本作業療法士協会に運転と作業療法委員会が設立され、各都道府県に協力者を立てて取り組みを開始したことが挙げられます。この取り組みの中で宮城県作業療法士会としても取り組みを強化するため特設委員を設立し、活動を開始しました。
 宮城県作業療法士会運転と作業療法の委員は県内の回復期病棟を持つ病院施設から合計20名ほど参加しています。参加委員の地域として北は気仙沼、栗原方面、東は石巻方面、南は岩沼方面から委員が参加しており、2017年10月時点で実車評価を含めた取り組みを行っている施設は4施設となっています。
 設立初年度である2017年度は日本作業療法士協会の運転と作業療法委員会の委員長を務め、日本の自動車運転支援の第一人者である藤田佳男先生を講師に招き研修会を開催しました。県内外から約50名の参加者が集まり、自動車運転支援の流れや評価する際のポイントなどを学びました。
 2018年度は日本作業療法士協会の事業である三者協議を行いました。三者協議とは自動車運転支援に関わる、運転免許センター・指定教習所協会・宮城県作業療法士会が集まりそれぞれの取り組みや課題を共有する場を設けるという趣旨で開催しました。

 今後も関係機関と連携を取りつつ、活動を行っていきたいと思います。
 自動車運転支援に興味がある方は是非一緒に活動していきましょう。

 
 

②研修会開催報告 How to 認定審査会 ~認定からサービスを受けるまで~

宮城県作業療法士会事務局長 仙台エコー医療療育センター畑中一枝

 

<主 催>
宮城県作業療法士会事務局 渉外部
<開催日>
平成30年10月13日(土)13:30~16:15
<会 場>
宮城県作業療法士会事務所
<参加数> 21名
(講師、アドバイザー含む)
how to

<内 容>
 宮城県作業療法士会では、宮城県内の各市町村からの依頼を受けて、「介護認定審査会(介護保険法)」「障害支援区分認定審査会(障害者総合支援法)」の審査員として会員の推薦を行っています。現在の実績として、6市に介護認定審査員29名、障害支援区分認定審査員12名の会員を推薦させていただき、社会貢献の一環として活躍していただいています。
 各審査員については任期が2~3年となっており、次年度が任期切り替えとなる市町村がほとんどのため、今年度新たな会員の推薦のため希望登録を募っています。その一環として、認定審査会の実際を知っていただくために、各市町村の現役認定審査委員より話を聞く研修会として、以下の内容で企画いたしました。
 県士会での認定審査委員推薦ってどういうしくみなの?
~認定審査委員推薦の流れの説明と現状報告
 認定審査会って誰が何をするの? 
~現役審査員による「介護保険制度」及び「障害者総合支援法」における認定審査制度の説明および介護認定審査会の流れDVD視聴
 ぶっちゃけ実際どうなの? 「認定審査委員に聞いてみよう」
 ~参加者からの質問にも加え、現役審査員同士での情報交換
こじんまりとした研修会ではありましたが、お互いの顔を合わせながらの実務的な意見交換、情報交換が行え、有意義な時間でした。

県士会ニュース148号 2018.12.26

目次

① 「OTフェスタ2018」参加報告 … 佐々木俊二
② RUN伴に参加しました! … 荒谷里美
③ 訃報

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①「OTフェスタ2018」参加報告

宮城県作業療法士会事務局広報部 部長代行 佐々木俊二

 平成30年 9月23日(日)に「OTフェスタ2018」が開催されました。今回、宮城県作業療法士会広報部員としてOTフェスタに参加させていただき、実際にOTフェスタを体験したので報告いたします。
 OTフェスタは、昨年に続いて2回目の開催となります。今回は、サンモール一番町シリウス前 10:00~15:00にて行われました。

ニュース写真 1

 OTフェスタとは、宮城県民の皆さんに「作業療法」や「作業療法士」について触れ、OTのことを広く一般の皆様に知っていただくために宮城県作業療法士会事業部が主体となって企画・運営している活動です。OTのことを知っていただき、宮城県作業療法士会が取り組んでいる様々な活動を活用してもらうという狙いがあります。

今回の企画は、
•作業体験:レザーひもや折り紙で小物づくり。会話をしながら手を動かし、「作業」の力や特性に触れていただく企画。
ニュース写真 2

•作業療法写真展:対象者が輝く瞬間を写真に収め展示する企画。来場者が投票するコンテストも合わせて実施。
ニュース 写真3

•障がい体験:片麻痺体験、高齢者体験、大腿部頸部骨折の体験。椅子へ座る、椅子から立つ、歩く、またぐ、床から物を拾う動作の体験ができる。
•検査・測定:握力、血圧の測定ができる。また、COPM や ADOC も体験できる。
•福祉用具展示・体験:車いす(3 種類)、クッション(5 種類)を展示。また、車いすへの試乗ができる。食具やリーチャー等の展示もあり、ゲーム形式で楽しく体験できる企画。
•ステージ:OT、PT、STがそれぞれの職種の特徴などをプレゼンテーションする企画。それぞれ午前、午後と2回プレゼンテーションが行われた。OT劇団による劇も実施。
•作業療法の紹介:日本作業療法士会療法士協会で作成しているポスターやパンフレットの展示。宮城県作業療法士会活動紹介のポスターなどが展示された。
•宮城県理学療法士会・宮城県言語聴覚士会の紹介:それぞれのブースで各職種の紹介を行った。
•スタンプラリー:各ブースを閲覧・体験していただきスタンプを集め、アンケートに回答していただいた方にグッズをプレゼントした。
以上のような、充実した内容となっていました。
 
 今回の開催は、開催時間を通じて晴れており天候に恵まれた中で行われました。運営に携わった宮城県士会員の人数は、事業部員17名、会員ボランティア26名、計43名でした。ブースごとには、ステージ6名、作業体験8名、作業療法紹介4名、県士会紹介2名、福祉用具6名、検査測定7名、ティッシュ配付8名、会計3名、運搬5名、総合対応1名(重複有)でした。
 アンケート回収数は、46名。年代別では60代が13名と最も多い来場数でした。盛岡市や名古屋市、福島など県外からの来場者もありました。詳しい説明アンケート結果は事業部の報告をご参照ください。その他、アンケートに協力くださった方以外の来場もありました。街頭でのイベントのため全体の来場者数は把握できていませんが、1日にわたり数名ずつ切れることなく訪れる人がありました。

 参加してみての個人的な感想は、
•作業体験は、子供連れのご家族が一緒になって作品作りを行い楽しんでいる様子が印象的で、まさに作業の特性や効果を感じ取ってくださていたと思いました。
•ステージでは、作業療法の特徴や良さを伝えるための寸劇が行われました。県士会員が扮する作業療法を体験した人が出てきて、作業療法のすばらしさを表現するのですが、独特の世界観が出ていて楽しかったです。できれば、もっといろんな方に見ていただけたら良かったと思いました。
•検査・測定では、COPM や ADOCをじっくり面談しながら行っている様子が印象的でした。あとで担当者から様子を聞いてみると、健常者でも自分にとって意味のある作業を再発見でき興味深く体験されたとのことでした。
•福祉用具展示では、他の展示会などでも見られるように車いすに乗ってみたり、福祉用具を使用してみたり、こちらも楽しんで福祉用具に触れている様子が見られました。
•私が担当したのは、宮城県作業療法士会紹介のブースでした。他の体験できるブースと異なり通り過ぎてしまう人が多かったのですが、幾人かは立ち止まりじっくり閲覧してくださる方もおり、うれしく感じました。

 来場された皆さんは、どの方も運営に携わった作業療法士と交流し、楽しみ、OTに触れていただけたのではないかと思います。会場の場所の関係で、昨年より来場者数は少なめだったとの声も聞かれていますが、その分来場された方とじっくり交流することができたのではないでしょうか。多くの方に足を運んでいただきたいですが、今回の開催もOTを知っていただくための一つの形となっていたと思います。
 次年度に向けての課題も多くあることと思いますが、県士会員が協力し合い県民の皆様と触れ合えるよう取り組めたらよいと思います。
 
 

②RUN伴に参加しました!

地域支援部 認知症の人の生活支援推進チーム荒谷里美

 9月9日(日)、宮城県で開催された「RUN伴(らんとも)」に、地域支援部認知症の人の生活支援推進チームより3名のメンバーで参加してきました。
 RUN 伴は、認知症の方や家族、医療・福祉関係者、今まで認知症の方と接点がなかった地域住民の方々が、一緒になって日本全国各地域のゴールを目指してタスキを繋いでいくプロジェクトです。
タスキをつなぐことをきっかけに、地域でお互いに知らなかった人同士・認知症について取り組む地域同士がつながったり、認知症に対するイメージが変わったり、誰もが安心して暮らせる地域が作られていく…などの願いが込められています。様々な人が参加して1つの目標を達成することを大切にしています。
 今年度、宮城県では18団体が参加し、北ルート・南ルートに分かれ、北は栗原市、南は白石市から出発し、北と南の中心となる仙台市新田東総合運動場にゴールするといった形で開催されました。
 私たちは南ルートで、セブンイレブン仙台空港店から閖上朝市メイプル館までの6.6㎞区間を担当しました。私たちの前走者は、「おれんじドア」さん(仙台市で「ご本人のためのもの忘れ総合相談窓口」を開催)で、ランナーの中には、当事者で実行委員会代表の丹野智文さんの姿も…!丹野さんからタスキを受け取り、記念写真撮影後、いざスタート!
ニュース写真 5
ニュース写真4

 練習不足のまま当日を迎えたため「走れるかな…」という不安もありましたが、RUN伴実行委員の方やオレンジドアのメンバーの方も一緒に走ってきて下さり、丹野さんも自転車で一緒に付き添って応援して下さいました。当日は小雨で肌寒い気候でしたが、寒さも忘れるくらい温かい励ましを頂きました。途中、走行ルートを間違え、結果予定よりも長い7.5㎞を走行してしまうハプニングもありましたが(笑)、メンバー皆楽しく走り完走、無事に次のランナーである名取市役所の皆さん・名取市長さんにタスキをつなぐことが出来ました(名取市さんでも名取市ホームページで今回の取り組みを紹介して下さっています。)
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 南ルート最後の走者は作業療法士を目指す東北福祉大学の学生さんたちで、皆さん爽やかに和気あいあいとした雰囲気でタスキを繋いでいました。最後は北ルートと南ルートが合流して、一緒にゴールしました。

ニュース写真8
 RUN伴は毎年開催されています。来年は、ぜひたくさんのOTの皆さんと参加出来ればと思っています。イベントに興味を持って下さった方、ぜひ一緒にタスキを繋いでみませんか?(走りに自信がない…という方も大丈夫です!一緒にタスキを繋ぐという体験を大切にしているので、自分が走れる距離を決めて途中から合流したりする事も可能です。時期が近づきましたら、またご案内させて頂きます!)

 
 

訃報

 本年8月初代会長の秋藤一夫先生がご逝去との連絡をいただきましたので、お知らせいたします。
 秋藤先生は、宮城県作業療法士会が昭和57(1982)年6月24日に会員17名から発足した当時に初代会長として就任していただき、平成6(1994)年度までの5期約13年間を会長として、その後、平成7(1995)年度から平成12(2000)年度までの3期6年間を監事として、県士会の発展にご尽力をいただきました。
 ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。


 
 
編集後記
今年も残すところあとわずかとなりました。気付けば平成も終わりに近付き、一般的には“昭和”がだいぶ昔のことのように思われているようで…。昭和生まれの私にとってはなんだかとても寂しい気持ちになります。とはいえ、平成も30年が経ち、気付けば年齢、OTとしての職歴もいつの間にかこんなことに!!!今後は、年齢・職歴ともによい年数を重ねているので恥ずかしくない、味のある(?)人材になれるよう精進していきたいと思います。平成最後の約半年を!悔いのないように過ごしていきたいものです。佐伯

県士会ニュース147号 2018.7.21

目次

① 平成30年定期総会開催報告 … 畑中一枝
② 宮城県作業療法士会認知症カフェにおける 取り組みのご紹介 … 荒谷里美
③ 「3領域(医療・介護・障害福祉)リハビリテーション 関連報酬改定研修会」を振り返って … 三浦晃
④◆つぶやきコーナー◆
「広報部の活動」… 佐々木俊二

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①平成30年定期総会開催報告

事務局長 畑中一枝

 平成30年5月27日(日)に、宮城野区文化センター パトナシアターにて定期総会を開催いたしました。平成30年5月25日現在での有議決権会員数は872名。委任状による有効回答数441名、総会出席者105名(内、理事・監事13名)計有効数546名でした。
 昨年度までは、前年度の事業報告(活動報告、収支決算報告、監査報告)を議案として取り扱っていましたが、他の法人での実施状況も確認し、報告事項として議決をうける対象から外させていただきました。理由としましては、これまで総会議案書の本体に収支決算書、監査報告(監事意見書)を印刷として間に合わせるためには、年度末決算を早めに締めるなどの対応が必要で、年度末の活動が行いにくいとのデメリットがあったためです。今回、事業報告を報告事項とすることで、決算の締め、監事監査の実施をゆとりを持って行うこととし、収支決算書、監査報告(監事意見書)については、HPへの掲載、及び総会当日に別刷り資料として配布させていただきました。今後もこの方式で対応していくこととしておりますのでよろしくお願いします。
 平成30年度は会員数が900名を超えるものと予想しております。会員数の増加に伴い、様々な事務的な管理も増えていきます。また、会の運営規模が大きくなるとともに社会情勢の変化もあり、専門職団体として、他団体や行政からの作業療法士の派遣、推薦の事業も増えております。その調整や派遣のための人材育成なども近年課題としており、今年度の活動方針も「地域包括ケアシステムに対応できる作業療法士の育成と県および市町村からの作業療法士派遣のニーズに応えられるような基盤を整えていく」ことを掲げております。
 理事会でも今後の会の運営についての中長期的なビジョンの策定も整えていくことで進めていく所存です。
 定款で掲げているように宮城県の作業療法士専門職団体として、「県民の保健・医療・福祉の充実及び向上に寄与する」こと、「リハビリテーションの普及発展を図ること」を進めていくためには、会員一人ひとりの協力と「学術研鑽、技能の向上」の意識が必要です。今後も、会の発展のためにともに活動をしていきましょう。

 
 

② 宮城県作業療法士会認知症カフェにおける 取り組みのご紹介

一般財団法人 広南会 広南病院 荒谷里美

○認知症カフェとは?
 皆さんは、「認知症カフェ」をご存知ですか?
 はじまりはオランダの「アルツハイマーカフェ」で、日本では「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」7つの柱「Ⅳ.認知症の人の介護者への支援」に位置付けられており、「認知症の人やその家族が地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合える事」を目的として、全国各市町村での設置が推進されています。宮城県においても、各地区で様々なタイプの認知症カフェが設置されています。

○仙台市の認知症カフェ
 仙台市では様々なタイプのカフェが開催されています。
 「行きやすい所へ気軽に行けるように」と、仙台市では市内各団体から寄せられた情報をもとに3つのタイプに分類したカフェ一覧表(表1)をホームページで公開しています。

図

○宮城県作業療法士会が参画しているカフェ「安心オレンジネットin太子堂」
 平成27年、認知症の人と家族の会代表者様(当時)より県士会へ協力のご依頼を頂き、平成28年1月より協力スタッフとして参加しています。県士会員に向けて協力を呼びかけ、名乗りを上げて下さったOTで「OTオレンジ支援チーム」を結成しました。その後も、見学を通してチーム員となって下さった方も含めて、現在10名のOTが毎月交替でカフェに参加しています。概要は下記の通りです。

【開催日時】毎月第2土曜日(13時~15時)
【場所】みやぎ生協太子堂店 集会室(仙台市太白区諏訪町1-1)
【運営スタッフ】○代表者(「認知症の人と家族の会 宮城県支部」前代表)
○つばさ薬局長町店 薬剤師
○宮城県作業療法士会 作業療法士 (10名)
※その他、月のテーマに応じて専門職・団体に講師や協力を依頼
【特徴】○仙台市「認知症カフェタイプ」に分類されているカフェです。
○「認知症カフェタイプ」に分類されているカフェではありますが、近隣に住んでいる元気な高齢者の方々が、毎月多く参加して下さっています。
○「地域の高齢者が安心して暮らせること」を目的に、高齢者が抱えている(または今後抱えるかもしれない)課題をテーマとして取り上げ、講話や実習、体操などを行っています(図1.「安心オレンジネットin太子堂 年間スケジュール」参照)。「認知症」は高齢者が抱える問題の一つとして捉え、毎月「認知症ミニ講話」として取り上げています。カフェに参加して下さっている元気な方々から少しずつ認知症理解を広めていきたいと考えています。
○毎月テーマに沿って、様々な専門職に講師を依頼しています。OTも講師役としてお話をさせて頂いたり、自宅でできる体操の紹介などをさせて頂く機会があります(私たちにとっても、とても勉強になっています)。参加者同士が自由に語らい、交流から互いに学びあえる場となる事を目指して取り組んでいます。

オレンジネット

図1.「安心オレンジネットin太子堂 年間スケジュール

○5月も参加してきました!
 5月12日(土)は、安心オレンジネット代表者さん、近隣の薬局薬剤師さん、OT支援メンバー5名と、見学の方でOT4名にもお越しいただき、「認知症ミニ講話~認知症は予防できるのか?~」、「自宅で簡単に出来る転倒と認知症の予防、実践で学ぶ」の二本立てで、講話やバランス評価、体操の紹介などをさせて頂きました。地域住民の方は14名(男性4名、女性10名) が参加して下さり、真剣に講話を聴いて下さったり、体操を行って下さっていました。バランス評価では「意外と難しいね!」などの声も聞かれ、ご自身の身体の状態の気づきに繋げられたのではないかと思います。講話の合間には、参加者の方々で和気あいあいとお話しする様子もあり、とても和やかな雰囲気のカフェとなりました。

○カフェを通して「地域づくり・地域高齢者の方の支援」に携わってみませんか?
 「安心オレンジネットin太子堂」は、随時見学が可能です。また、支援チーム員となって下さる方も募集しています。チーム員が増える事で、毎月交替でカフェに参加し、切れ目のない支援ができるようにしていきたいと思っています。ご興味を持っていただけた方は、ぜひ、見学にいらしてください!(見学をご希望の方は、下記問い合わせ先までご連絡ください)

問い合わせ先:一般財団法人 広南会 広南病院 
リハビリテーション科 荒谷(gc832532※xb3.so-net.ne.jp)※→@に変換
 

転倒予防体操の場面

県士会ニュース 写真1
 
参加者の方々での語らい場面

県士会ニュース 写真2

 
 

③「3領域(医療・介護・障害福祉)リハビリテーション関連報酬改定研修会」を振り返って

企画管理局 地域支援部 三浦晃

 去る5月19日、日立システムホール仙台にて、地域支援部主催の「3領域(医療・介護・障害福祉)リハビリテーション関連報酬改定研修会」を開催し、大ベテランから新人層まで総勢45名のご参加をいただきました。平成30年度の改定は、平成24年度以来の診療報酬、介護報酬の同時改定に加え、障害福祉サービス等報酬の改定が重なったトリプル改定ということもあり、年代別では役職者から新人層まで、領域別では教員や行政の方々までと実に幅広い顔ぶれが集いました。
 聞くところ、当士会での報酬改定関連の研修会はこれが初めてとのことで、この企画・運営に携われたスタッフ一同光栄に感じております。一方で、この企画・運営には様々な工夫や配慮の必要性も感じました。今回の一番の課題は、5月中旬開催(改定内容の公表から数ヶ月経過しての開催)の利点を活かしきれなかったことです。具体的には、各領域2時間というタイトなタイムテーブルのため、分野ごとの要点をかいつまんだ内容が主となり、改定に対応した実践紹介が少なかったことです。また、役職者から新人層まで幅広い顔ぶれだったため、アンケートも、「すでに改定内容は読み込んでいるためもっと実践部分を聞きたかった」「(一人職場なので)(少数職場なので)(経験が少ないので)基本部分から説明してもらえてありがたかった」など聞きたい点にも幅がありました。こうした点に対応すべく、当士会ホームページに改定に関する質問バナーを用意させていただきましたので、是非ご活用ください(7月末まで)。
 尚、こうした課題を受けて、やがての報酬改定関連の研修会では、まずは3~4月に改定内容の概要を行い、追って5~6月に改定に対応した実践紹介をするなど、2部構成での開催もよいのではないかと考えております。
 いずれにしろ、このような改定があった際に、解釈や実践に悩んでいる会員、一人職場や若い方々のみの職場で試行錯誤している会員…こうした方々にしっかりと手を差し伸べ、支援していける士会でありたいと思っている次第です。
 
 

④ ◆つぶやきコーナー◆

「広報部の活動」

川崎こころ病院 佐々木俊二

 昨年度より事務局担当理事を行っております。佐々木です。このたび、前広報部長の他県への移動に伴い、広報部長代行を務めさせていただきます。広報部は、以前に広報部長を務めておりましたので再任ということになります。どうぞよろしくお願いいたします。
 広報部の活動は、県士会ニュースの発行や県士会ホームページの運営、作業療法や県士会の啓発活動と主に3つに分けられます。活動内容は、県士会が取り組んでいる事業を県民の皆様に知っていただくことで作業療法を知ってもらい、作業療法士の活用を促進すること。また、県士会員へ情報を発信し会員同士の交流や情報交換の場を作ることなどが挙げられると思います。
 これからの課題は、情報発信の媒体がインターネットを活用することにより、より不特定多数の人たちに発信されること、会員同士の情報交換もインターネット上のツールを媒体とすることにより質的に変化しているので、現状にあった方法を考えることだと思います。
 作業療法士は、患者様や地域の方に直接作業療法を提供することが本来の職務となります。しかし、広報活動は作業療法の啓発という側面からアプローチすることになります。
 インターネットや啓発イベントなどへの参加に興味のある方、ぜひ一緒に活動してみませんか。また、「ホームページに職場紹介を掲載したい」「つぶやきコーナーに記事を書きたい」という方ぜひご連絡ください。

 
 
編集後記
 4年に一度のサッカーのワールドカップがあり、寝不足になられている方も多いのではないでしょうか?私はにわかファンですが、日本代表の試合をテレビで観ながら一喜一憂していました。そんな中での連日の猛暑なので、体調管理も気をつけなければと思っています。
皆さんも水分補給や休息をしっかり取りながら夏を楽しく過ごしてください! 菅原

県士会ニュース146号 2018.2.22

目次

① 平成30年の念頭に寄せて … 道又顕
② 地域支援部の「これまで」と「これから」… 三浦晃
③◆つぶやきコーナー◆
「35年の作業療法に感謝!宮城県作業療法士会に感謝!!感謝!!!」… 本地光弘

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①平成30年の念頭に寄せて

会長 道又 顕

 新年明けましておめでとうございます。遅い新年のご挨拶となりますが、旧年中は会員の皆様に多大なご協力をいただき誠にありがとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 平成30年は診療報酬と介護報酬の同時改定となります。診療報酬は2年、介護報酬は3年に1度の改正となり、今年は6年に1度の同時改正となります。この文章を書いている時はまだ大きな声で色々とは言えませんが、このニュースが出る頃にはリハビリテーションに関する内容も少しずつ具体的に分かってくると思います。また、障害福祉サービス等の報酬の改定もあり、社会保障費の抑制の程度が気になります。県士会としては4月早々にも会員向けの報酬改定についての研修会を開催する予定です。
 昨年は作業療法フェスタを開催しました。広く県民に作業療法を知ってもらう一つのきっかけとして今年度も開催する予定です。また、地域包括ケアシステムへの取り組みに対しても昨年度と同様に今年度も積極的に取り組んでいきたいと考えております。今後とも会員の皆様のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 
 

② 地域支援部の「これまで」と「これから」

企画管理局 地域支援部 部長 三浦 晃

 ずいぶんとカッコつけた文面で顔が赤くなった。でも、そんな恥ずかしさとともに、地域支援部のメンバーに“ありがとう!”を、そして、あの頃の自分に“ちゃんとぶれずにやってるぞ!”と声を掛けていた。…このたび、地域支援部の部長として執筆依頼をいただき、以前に書いた県士会ニュース(Vol.139)を読み返したときの心の中である。
 平成27年度の半ば、当士会において、県内の各市町村における地域包括ケアシステム構築に貢献すべく、地域支援班が発足した。平成28年度を迎えるにあたってメンバーを募り、「A:地域包括ケアシステムおよび地域ケア会議参画推進チーム」「B:介護予防・日常生活支援総合事業参画推進チーム」「C:認知症の人の生活支援参画推進チーム」「D:生活行為向上マネジメント推進チーム」の4チーム制のもと、新人層からベテラン層までの総勢45名で各々の活動に取り組んだ。平成29年度からは地域支援部となり、引き続き4チーム体制のもとに、地域包括ケアシステムに貢献できる人材育成のための研修会体系として「研修会システム」を創設し、1年がかりで実施した。また、この人材育成と並行して各市町村の地域支援事業に作業療法ニーズを作るべくPR活動に取り組んできた。もっとも大きな試みは、模擬的な自立支援型地域ケア会議を組み込んだ研修会に、各市町村の地域ケア会議ご担当者の参加を呼びかけたことだった。結果的に、県内の35市町村中、17市町村に加え、1保健福祉事務所の計20名の参加が得られ、行政の方々と一緒に、事例を通して自立支援に資するアセスメント、具体的な目標と支援策の検討、一般の方々にも分かりやすい表現での助言練習などを行った。
 こうした一連の取り組みを、「作業療法が必要とされる地域づくり」という平成28-29年度の2ヶ年戦略のタスクのもとに展開してきた。その一つの成果といえる市町村の声が私のもとに届いている。
 「先日参加させていただいた作業療法士の方々の研修内容がとても実務的で、多職種でともに重度化予防に向けた意識の共有化が図れると感じました。そこで、○○○(市町村名)では、重度化防止、自立支援に関する地域ケア会議を展開していくにあたり、自立支援の視点を学ぶ研修会を企画する運びとなりました。つきましては、この研修会の講師としてお迎えしたく…」
 「今後、自立支援型地域ケア会議の運営にあたり、定期的・継続的にアドバイザーとしてご協力いただきたく…」
 「先日の研修会で作業療法士の思考や支援方法を知ることができました。地域包括ケアシステム構築のために、前向きにご尽力されている姿や講師陣の大変分かりやすい講義を拝聴し、日々、自己研鑽と努力を重ねていらっしゃることを改めて知り、大変感銘を受けるとともに仕事の活力になりました…」
 …部員一人ひとりが公私に忙しく、ときに背丈以上の役割も課せられる中で、よりよい研修会にしよう、よりよい講義にしようと、ファミレスなどで自主的に打ち合わせする姿も見てきた。まるで国家試験前の学生のように、みんなで一つのことに向かって取り組む姿に胸を打たれた。この2年間、地域支援部員・地域支援協力員が時間と労力を積み重ねてきたこと、そこに研修会受講者の作業療法への想いが加わり、こうした成果に結びついたと捉えている。改めてこの場を借りて、関係した一人ひとりに最大級の「ありがとう!」を伝えたい。それと同時に、部長の責務として今後の展望にも触れておかなければならない。当時の県士会ニュース(Vol.139)で私はこんなことを綴っていた。
 「作業療法士以外の方々が、“作業療法”を理解し、自立支援の手段として求めるに至った背景は何だろう?まずは、この現象を紐解くことが大事だ。きっと、“作業療法”を実践できる作業療法士と出逢い、その効果を実感したからではないだろうか。言葉では伝わりにくい“作業療法”の魅力を伝えるには、実際に“作業療法”に触れていただき、その効果を実感してもらうことが大事ではないだろうか。地域包括ケアシステムの構築に作業療法士が貢献していくには、何にも増して、より多くの方々に“作業療法”に触れてもらうこと。これに尽きるのではないだろうか」
 …この考えは1ミリも変わってはいないが、次はこの考えを積極的に実践し、形に結びつけていく取り組みが必要である。昨今の施策・制度に目を移すと、「活動と参加」がキーワードとなっていることで、自ずと作業療法ニーズが作られたといっていい。しかしながら、全国や県内を見渡すと、作業療法ニーズが作られながらも作業療法士の参画が驚くほど少ない。つまり、作業療法ニーズが作業療法“士”ニーズに繋がっていないという課題が浮き彫りになっている。こうした背景を受け、「作業療法“士”が必要とされる地域づくり」「作業療法“士”が各市町村の自立支援のシステム作りに参画すること」を、地域支援部における平成30-31年度の2ヶ年の戦略のタスクとしたい。
 先輩作業療法士の方々が作ってきた道を今私たちが歩いているように、これからの作業療法士の道を作っていくために、地域支援部のみならず、士会員一人ひとりの力を少しずつお借りしながら取り組んでいきたいと思っている。「どうかこれからも皆様の力を貸してください!」

 
 

③ ◆つぶやきコーナー◆

「35年間の作業療法に感謝!宮城県作業療法士会に感謝!!感謝!!!」

東北労災病院 本地 光弘

 昨年の秋頃突然、メールにて広報部の担当者から県士会ニュース145号つぶやきコーナーへの原稿依頼がありました。そこで2018年(平成30年)3月31日もって現職場を定年退職する旨を伝え出来れば次の146号で何か「つぶやき」ますということで今回のこのコーナー参上です。
 私は、1983年(昭和58年)4月1日労働福祉事業団東北労災病院入職。宮城県作業療法士会には、7名の同期ともに1年前の1982年(昭和57年)に発足(会員数17名)したばかりの組織の一員となりました。会員数が少なかったこともあり全員が何かの役割(編集部、広報部、学術部、事務局)を得て県士会活動に参画所属していました。現在県士会会員数1000名に届こうとしています。今は、限られた会員の方々がたいへん頑張って宮城県作業療法士会を引っ張ってくれています。しかしみなさん。国家資格のある自分達の職能団体である宮城県作業療法士会の一会員として何らかの活動に参画し更に宮城県作業療法士会を盛り上げていきましょう!
 宮城県作業療法士会に入会時、私の上司が県士会事務局長職で自然の成り行きで事務局員となり会計担当をいつの間にかさせて頂き大先輩の作業療法士の先生方と行動を共にさせて頂きました。大変たいへん名誉なことでしたし勉強になり感謝しております。それから、理事(広報部長、事務局長、副会長)と監事を歴任させて頂き約30年間役員を務めさせて頂きました。お陰様で宮城県作業療法士会からの推薦により、2011年(平成23年)には日本作業療法士協会表彰。2016年(平成28年)日本作業療法士協会設立50周年では、厚生労働大臣表彰(作業療法業務功労者)を頂きました。宮城県作業療法士会のみなさまには、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 話が変わりますが、昨年11月おじいちゃんになりました。孫っていいですね。自分の子供の子育ての時は、余裕が無く色々な変化(成長)を見逃していました。今回、孫をよく観察出来ているって感じです。成長って素晴らしいと思います。可愛いですね。これから老け込んでいく私は、定年後も毎日ではないですが作業療法士としての仕事をしながら今までの様に人に支えていただきながら感謝の気持ちをもってこれからの人生を全う出来ればと思っております。
 
 
編集後記
もうすぐ平成29年度が終わろうとしています。今年度は私にとっていろんな出来事があった1年でした。作業療法士として7年、その中で見えてきた課題に挑戦する良い転機となる出来事もありました。新たに取り組みたいことも見えてきました。この機会を無駄にせず、いろんなことに挑戦していきたいと思います。また、この1年間、私が最も大事にしてきた趣味を我慢してきました。やっぱり我慢のし過ぎは駄目ですね・・・来年度は趣味の活動を復活する予定です!これからは新年度に向けてますます忙しくなる時期になるので、皆さんも体調管理はしっかりとして、息抜きもしつつ、仕事もプライベートも充実した日々をお過ごしください。 佐藤美有紀

県士会ニュース145号 2017.12.11

目次

① 福祉用具使ってますかっ … 今井卓馬
② 劇団酒季に参加してみて … 小野寺恭一
③ 新理事紹介
  ⑴ 県士会活動を担うことへの思い … 佐々木俊二
  ⑵ 宮城県内で作業療法士として働いて … 金澤聡
  ⑶ 地域で求められる作業療法士へ … 大塚英樹

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① 福祉用具使ってますかっ 第三報

「車椅子選定のプロセス」 「車椅子クッションの適合について」

福祉用具相談支援委員会 公立黒川病院 今井 卓馬

 去る、平成29年10月21日に仙台市シルバーセンターにて「福祉用具の日」記念イベントが開催されました。宮城県作業療法士会 福祉用具相談支援委員会としては三回目の参加となり恒例行事となりました。今回は、午前に「車いす選定のプロセス」、午後に「車いすクッションの適合について」の二題をそれぞれ、委員会メンバーが寸劇とスライドを交えながら行いました。
 当日の、参加者は作業療法士協会の方を中心に午前、午後合計で90名程になりました。
 寸劇の内容は患者さん、家族の要望を他職種連携で四苦八苦しながらも解決し、最適な福祉用具を選定していくというものでした。随所にユーモアを交えた喜劇方式で行い、参加した福祉用具メーカーの方によると、日頃体験する〝あるある〟ネタが満載で楽しかったとの感想を頂きました。また、福祉用具の選定方法を寸劇という手法で紹介するのは全国的にも大変珍しいとのことでした。
 当日までに何回も集まり「こんな風にしたら皆が喜ぶんじゃない?」「こうしたら分かりやすいんじゃない?」など構想を練り、衣装を準備しました。劇が始まる前の体験したことがない緊張感、終わった後の味わった事がない妙な疲労感。初めてづくしの体験でしたが、違う職場で働く県士会の方達と一つのモノを作り上げるのは本当に面白いな~と思いました。良い刺激を沢山もらえ、これまで以上に仲間意識が強まった今回のワークショップだったと思います!
 ご利用者、家族の方々のためにも、またこの様なワークショップを開催し、今後、県士会の方々と一緒に福祉用具についてお話できる機会があれば良いなと思います。 
 今回のシルバーセンターでの寸劇を皮切りに各ブロックを行脚して回るなんてのも面白いかもしれませんね。

 
 

② 劇団酒季に参加してみて

福祉用具相談支援委員会 石巻健育会病院 小野寺 恭一

 10月21日に開催された「福祉用具の日」記念イベントに、宮城県作業療法士会・福祉用具相談支援委員会で構成される“劇団酒季”の一員として初めて参加しました。ワークショップとして2部公演で「車椅子選定のプロセス」と「車椅子クッションの適合について」、OTの役割や関わり方について寸劇を行いながら説明をさせて頂きました。
普段何気なく行っている福祉用具の選定。歩行が困難な方にとって生活の一部となる車椅子、クッションの選定について、再度考えさせられる公演になったと思います。リハビリ関係者のみならず、業者様や一般の方にも見ていただき、たいへん好評であったと聞いております。OTとして福祉用具の知識を知っておくことは大切であり、それを患者様・ご家族様に適したものを提示・提供するのも重要な役割と考えております。今回の経験をもとに、必要とされる方に適切に提供できるよう取り組んでいきたいと思います。
最後に、福祉用具相談支援委員会では福祉用具に興味がある方や一緒に活動してみたいという方を募集しております。「わからない」、「難しいのでは?」と考えている方もいると思いますが、悩んでいるのであればまずは参加してみませんか?私も今年加入したばかりですが、今後も様々な活動を通して皆様と学んでいくことが出来ればと考えております。
福祉用具委員会
 
 

③‐⑴ 新理事挨拶 県士会活動を担うことへの思い

川崎こころ病院 佐々木 俊二

 研修会やブロック活動、委員会活動、学会の手伝いなどで県士会の皆様にいつもお世話になっております。このたび、宮城県作業療法士会 事務局担当理事を拝命いたしました。以前は、平成15年から平成20年まで広報部担当理事として県士会ニュースや、ホームページの運営など行っていました。今回は、広報部だけでなく事務局の仕事を担当させていただきます。事務局は、研修会や学会などを企画運営する部署と比べると目立たない印象ですが、県士会活動を下支えする重要な仕事だと考えています。いつも、研修会などを企画・運営する多くの方にお世話になっている分を少しでも返していきたいと思っています。とわいえ、まだまだ事務局の仕事を覚えられておりません。周囲の人たちに支えてもらっていることを自覚して、自分ができることを行いたいと思います。
 
 

③‐⑵ 新理事挨拶 宮城県内で作業療法士として働いて

仙台リハビリテーション専門学校 金澤聡

 雪もちらつき寒さも増してきましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。私はOTとして17年目になりますが、臨床の16年間は主に身体障害全般に関わらせていただき、一部は発達障害・精神障害の分野で関わらせていただきました。特に東北大学病院、栗原市立栗原中央病院では多くの高次脳機能障害の患者様と接する機会をいただきました。関わっていくうちに、高次脳機能障害の患者様・ご家族が困っている現状を知り、宮城県内での支援体制が不十分なことを感じました。そのため栗原では高次脳機能障害地域支援拠点病院として活動し、北部保健福祉事務所や栗原市の保健師さんや、数少ない支援施設のコロンブスさんと連携し、在宅・復職支援に取り組ませていただき、時にはジョブコーチと一緒に、患者様の職場訪問をしたこともありました。生活は一生続いていくため、シームレスな支援体制が必要であり、その中で作業療法士でなくてはできないことが多くあったと感じています。
今年度から教育の場に身を移し、仙台リハビリテーション専門学校で教員として働かせていただいております。長らく現場で患者様と接してきましたが、教員としては新人であり、日々勉強させていただいております。未来の作業療法士に胸をときめかせ、目を輝かせて学校生活を送っている学生の姿に力をもらい、日々過ごさせていただいております。
また、今年度から宮城県作業療法士会の理事として活動させていただき、こちらも新人として、日々勉強させていただいております。宮城県に来てからは11年になりますが、これまでの経験を踏まえて、会員の意見が反映されるように、また、スムーズに運営が進むように尽力させていただきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

 
 

③‐⑶ 新理事挨拶 地域で求められる作業療法士へ

せんだんの丘 ぷらすあらい 大塚英樹

 今期より、宮城県作業療法士会の理事を拝命しております、せんだんの丘ぷらすあらいの大塚英樹と申します。年齢の割に経験は浅く、理事の中では唯一、協会番号は2万番台です。まだまだ浅はかなところはございますが、若い(年齢ではなく、協会番号です)からこそできることを精一杯、やり遂げたいと思っています。
私は今、介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業の中で作業療法を実施しております。仙台市では平成29年4月から開始されました。全国的には数年前から動き出している制度ですが、私の周辺では理解が進んでいるとは言えない状況です。
一方、総合事業を含む地域支援事業という大きな枠組みには、作業療法士をはじめ、リハビリテーション専門職に、とても大きな期待が込められています。
今後、地域支援事業や総合事業は、少子高齢化が進むにつれ、需要が大きくなっていきます。会員の皆様においては、所属や居住地の保険者の動向に注目し、自らの作業療法が地域の方々にとって必要なものとなるよう、宮城県作業療法士会と共に切磋琢磨して頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

編集後記
今年も残すところ僅かとなってきました。私の職場では、医療・介護保険同時改定もあり、来年度に向けてバタバタと動き出しています。当に、師走!本当は、のんびりと新年を迎えたい気持ちなのですが、そうもいかないようですね。今年は趣味でストレス発散方法でもある旅行で、草津温泉や八丈島に行きました。感染流行の時期でもあるので、上手いことストレス発散をしながら、免疫力を保たないとですよね。今度はどこに旅行に行こうか考え中です。皆さんも、感染に十分注意をし、良いお年をお迎え下さい。
広報部では部員を募集しています!ニュース作りや、広報活動に興味がある方はぜひご連絡を下さい!中山

県士会ニュース144号 2017.10.20

目次

① 作業療法フェスタ2017「OTってな~に?」を開催しました … 大貫操
② 新理事紹介 自己研鑚の場としての県士会活動 … 渡部達也
③ ◆職場紹介◆安田博愛会 安田病院 … 中島薫里
④ ◆つぶやきコーナー◆「我が家に犬がやってくる」 … 首藤和弘

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① 作業療法フェスタ2017「OTってな〜に?」を開催しました

 

事業局長 大貫 操

OTフェスタ②

平成29年9月17日(日)、一番町藤崎横のアーケードで作業療法フェスタを開催しました。台風が近付いて、天気が心配でしたが昼過ぎまで雨も降らず、無事開催する事ができました。他にも多くのイベントがありましたので、人出が多かった連休の中日でした。

ステージの他、「作業療法紹介」「宮城県作業療法士会紹介」「作業療法写真展」「作業療法評価、しょうがい体験」「福祉用具体験」「作業活動(革細工)体験」のブースを、子供から高齢者まで様々な年代の多くの一般の方、作業療法を受けたという当事者・家族の方に、訪れていただきました。

「作業療法紹介」のブースでは作業療法や作業療法士養成等について知っていただく展示やパンフレットを利用して、来ていただいた方に説明しました。アンケートには「作業療法について今まで知らなかったけれど理解しました」と書いてくださった方が多く、OTを知っていただくきっかけになったと思います。

「作業療法写真展」では作業療法士と対象者の作業療法場面の写真を展示して、実際の作業療法を見ていただきました。生き生きとした表情で写真に写る当事者に、一緒に来た家族から「こんな事もできるようになったんだね」「元気になったね」とお話しいただいたりしました。

「障害体験」「福祉用具体験」ブースでは、高齢者体験スーツで不自由な身体を実感する元気な高齢者の方や、車椅子の操作や介助を経験する子供達、食事用自助具で豆つまみを頑張るお母さん等で賑わいました。車椅子や自助具はまだまだ身近でないこともわかり、その支援をするのが作業療法士である事を知っていただくきっかけになったと思います。
「作業活動体験」は150人ほどの多くの方に参加いただきましたが、開始からずっとコースターをスタンピングする木槌の音が響き、それに誘われて立ち寄る方も多かったです。作業活動を利用する目的などをお話しながら、作業を体験していただき、完成した作品を見る笑顔と、その様子を見ながら笑顔になる方々であふれていました。
ステージでは、後援いただいた、(一社)宮城県理学療法士会、宮城県言語聴覚士会からお話していただいたり、体操を紹介したりしていただきました。当事者の方に来ていただき、生き生きと地域で暮らす様子を伝えていただきました。OT劇団の上演も行いました。作業療法について音楽劇を通して楽しく知っていただく機会になったのではないかと思います。
初めてのフェスタ開催でしたので、不備不手際が多くあったと思いますが、多くの県士会員のみなさんの協力のおかげで、事故もなく大盛況で終了しました。300人ほどの方にご来場いただき、1500人ほどの方に作業療法について見る・知る機会を提供できました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。心から感謝いたします。

次の作業療法啓蒙啓発のイベントはどういう形で開催するか、これから検討していきますが、県士会活動に関わった事のないみなさんに、是非参加していただきたいと思っています。一般の方に作業療法を伝える経験や職場の違うたくさんのOTと何かを作り上げる事等々、作業療法士に必要な様々な経験ができますよ!

OTフェスタ①

 

② 新理事挨拶 自己研鑽の場としての県士会活動

株式会社わざケア 代表取締役 渡部 達也

会員の皆様こんにちは。今期からまた理事を拝命いたしました渡部達也と申します

会員の中には県士会活動を面倒と思っている人も多いと思います。私も昔は「なんで仕事終わってから会議?土日は休みたい!」と、たぶん皆さんが思っていること同じように思っていました。しかし、県士会活動を続けることで、たくさん素敵な人たちと出会うことができ、またたくさんの経験を積むことができたことは、今は感謝でしかありません。5年前に会社を興すことができたのも県士会のおかげだと思っています。
ある成功者は言っていました。欲しい年収の10%は自己投資しなさいと。県士会活動はお金をかけず自己研鑽できる絶好の場所です。いろんな人と関わることで知識やスキルを上げられるだけでなく人間力も鍛えられ熱意ももらえます。考え方もしっかりしてきます。仕事に迷いがある時こそ県士会活動に首を突っ込んでみましょう。
最後になりましたが私は特設訪問リハ委員会の担当理事なのですが、組織力を上げるような管理職向けの研修会を企画できればと考えています。それでは任期の2年間よろしくお願い致します。

 

③ ◆職場紹介◆

安田博愛会 安田病院

 

中島 薫里

安田病院

【病院紹介】
・診療科目:精神科、外科
・病床数:精神科療養病棟104床(男子閉鎖52床、女子閉鎖52床) 一般病棟20床
・リハビリスタッフ数:作業療法士2名、アシスタント1名
・対象疾患:統合失調症、双極性障害、認知症、精神遅滞など
・職場の位置:仙台市宮城野区小田原二丁目2-40

【作業療法室の紹介】
安田病院は仙台のお花見の名所である榴岡公園のすぐそばにあります。当院の歴史は古く病院開設は明治時代(精神科開設は昭和31年)にまで遡ります。作業療法室(以下OT室)は平成21年の病院新築に合わせて開設された新しい部署です。
OT室の主な業務は各病棟にて行っている集団プログラム(病棟OT)の実施です。近年はより個別性の高いアプローチを目指し、小集団でのSSTや個別リハビリに特に力を入れて取り組んでいます。
当院では「生活をみるのが作業療法士」を合言葉に、精神機能面だけではなくADLや身体機能面にも着目したアプローチを行っています。当院では長期療養の方も多く、最近は高齢者の入院も増えています。「退院が近いが長期の療養で体力や歩行能力が落ちた」、「骨折治療後のリハビリをして欲しい」、「最近拘縮がすすんで食具が持てなくなってきた」などOT室に寄せられる声は多く、精神科病院のなかでADLや身体機能面にアプローチができる職種として作業療法士の果たせる役割は大きいと感じています。
スタッフ3名と小さなOT室ではありますが、私たちの出来ることを増やして対象者の方たちそれぞれに必要な作業療法を提供できるよう今後も努力していきたいと思います。

 

④ ◆つぶやきコーナー◆

「我が家に犬がやってくる」

 

東北文化学園大学 首藤 和弘

 我が家の長女は今ある専門学校に通っています。彼女が目指しているのはアニマルセラピーの専門家になること・・・。
高校3年の春までは何になりたいのか漠然としていましたが、動物と関わる仕事がしたいと思うようになり選んだのが今の学校です。学校では動物(主に犬)のトリミングや飼育の実習。犬や猫の体の構造や病気。車椅子の介助法などの介護の実習、動物に関連した法律なども勉強しているようです。
入学を決める前の学校見学会には娘と二人で参加し、動物に関連した様々な職種についての説明を受けました。全く知らない分野だったので盲導犬を訓練する専門家、動物看護師、動物美容師その他にも色々な専門職があることを知りました。入学体験授業体験はアニマルセラピー科の授業を体験し、その中でその学校の学生が老人施設の作業療法士と共同で施設の入所者に犬を使ったリハビリアプローチの実践を行っているということを聞きました。仙台市内の施設のようで、その場面の写真に一緒に仕事をしている作業療法士も写っていたのですが残念ながら誰なのかはわかりませんでした。
アニマルセラピーというのは日本の造語のようで、いわゆるアニマルセラピーには医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法(Animal Assisted Therapy, AAT)、これが作業療法士などと一緒に医療や福祉のなかのリハビリ活用されているようです。その学校の先生の話では対象者の方の歩行の訓練場面で平行棒の向こう側にかわいい犬が待っていて認知症のある対象者の方がその犬と触れ合うために頑張ってそこまで歩くとか、犬におやつをあげるためにおやつのジャーキーを不自由な手でちぎって直接犬にあげて手を使うことを促すなどの例を挙げておられました。今まで私がイメージしていたのは動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする動物介在活動(Animal Assisted Activity, AAA)というものらしく、こちらは犬などの動物と触れ合って和むというものです。
その学校では学生が担当犬を預けてもらい、その犬の世話をしながらアニマルセラピーの専門家、セラピードックとして実習を通してともに成長するというカリキュラムで勉強をしていくようです。娘の担当犬は「マリオ」という茶色のポメラニアンで、基本的な世話ができるようになったら自宅に連れ帰って世話をしてもいいということです。
もう少ししたら我が家にかわいいポメラニアンがやってきます。今からそれを楽しみにしています。

編集後記
皆さんこんにちは。最近の私事は、仕事で大きな転換期を迎えようとしています。9月初旬から色々と考えていることがありまして、あまりにも悩みすぎてストレスによる体調不良を引き起こしてしまいました。それでも、なんとか自分の道を選択することができ、ようやく安心した生活を送っています。不思議なことに、自分で選択し進む道がはっきりすると、一気に体調も回復し物事が進みだしますね。悩みすぎずに、思い切って行動することも大事ですね。それでは、次号の県士会ニュースも楽しみに待っていてください。三宅

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